ページ番号1039349 更新日 令和4年12月13日
令和4年11月1日(火曜日)に江戸川台小学校とおおぐろの森小学校で、同月11日(金曜日)に小山小学校で、5年生を対象に「ユニセフ平和教室」を実施しました。千葉県ユニセフ協会の方を講師に迎え、ユニセフの活動や世界の子どもたちについてのお話がありました。
初めに、水の大切さのお話がありました。世界では、蛇口からきれいな水を飲めるのはごくわずかな国の人だけであり、多くの国々で未処理の川の水などを飲むしかないことを聞き、自分たちがいかに恵まれているかを実感した様子でした。
実際に、ネパールで使われている水がめを使って、水汲みの大変さを体験しました。半分くらいしか水が入っていないのに、持ち上げるのも大変です。体験した児童たちからは「とても重かった」と声が上がり、ネパールの子どもたちが足場の悪い山道を何時間もかけて運んでいるという話に驚きを受けていました。
こうした問題に対し、経口補水液を配ったり、現地の人と一緒に井戸を造ったりしているというユニセフの活動についても学びました。
続いて、ウクライナで困難な状況に置かれている子どもたちについてのお話がありました。突然日常を奪われてしまった子どもたちの様子が写真や映像を通して伝えられると、児童たちは真剣に聞き入っていました。
ウクライナをはじめ、世界各国で使用されている地雷の説明では、さまざまなレプリカを用いた説明を受け、今もなお一般の人々や子どもたちが犠牲になっていることを知りました。
ユニセフは、子どもたちの遊びや学びも支援しており、東日本大震災後で被災したとき、日本もその支援を受けていたそうです。こうした幅広いユニセフの活動は、世界の目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」とも深く関係しています。
児童からは、「平和が当たり前だと思っていました」「世界にはきれいな水を飲めない人がたくさんいると分かりました」といった感想が寄せられました。
「ユニセフ平和教室」は、令和5年1月にも南流山小学校5年生を対象に実施する予定です。市では今後も、さまざまな形で平和について学ぶ機会を設けていきたいと考えています。
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