ページ番号1039090 更新日 令和4年10月24日
令和4年10月16日(日曜日)、八木北小学校で市総合防災訓練が行われ、市職員、消防、警察、自衛隊、消防団、流山防災まちづくりプロジェクト、NPO法人日本救助犬協会の関係機関や会場周辺の自治会の皆さんなど414人が参加しました。
[画像]開会式(57.6KB) 訓練は、マグニチュード7.3の東京湾北部地震が発生し、市内では火災の発生や建物の崩壊、ライフラインに被害が発生したことを想定し、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対応を踏まえて実施しました。
今回の訓練は、各参加機関の災害対応能力と相互連携の向上とともに、市民の皆さんの防災に関する意識の向上を目的としています。当日は、9時30分に開会式が行われ、防災訓練が始まりました。
初めに、地震から身を守る安全行動を約1分間行うシェイクアウト訓練を実施しました。この訓練は、個人、家庭、地域、職場、学校、外出先などで手軽に実施できるものです。
9時40分ごろ、市内全域の防災行政無線から緊急地震速報の訓練放送を流し、安心メール、市LINE公式アカウントでも地震発生情報を配信しました。放送が流れると来場者は手で頭を抱え、背中を丸め安全行動をとっていました。
続いて、男女共同参画の観点から防災・減災に力を注いでいる市民団体である「流山防災まちづくりプロジェクト」が中心となって、避難所開設訓練を実施しました。
今回の訓練では、新型コロナウイルス感染症の状況下を想定し、発熱者や妊婦さん、赤ちゃん連れに紛した自治会の方が避難者役となり「発熱者ゾーン」、「乳幼児連れゾーン」など状況に合わせた避難誘導を受けました。
また、流山防災まちづくりプロジェクトの皆さんが「避難所はその時にその場にいるメンバーで立ち上げ、運営してくものです。避難所にはいろいろな方が避難してくるので、性別や立場によって被災生活の困難に違いがあることをよく知り、地域で話し合ってください」と呼び掛けていました。
続いて、応急給水訓練では、災害発生後、避難所から災害対策本部へ飲料水の提供依頼があったことを想定して、給水車による応急給水を実施しました。この給水袋には最大6リットルの水が入り、手で持ち運ぶほか、リュックとして持ち運ぶこともできます。
なお、市では、災害時、避難所に救援物資が迅速に届かない可能性があるため、万が一に備え、3日分以上の水、食糧、生活必需品の備蓄を呼びかけています。
初期消火訓練では、消防団から消火器の取り扱いの説明を受けた後、自治会の皆さんが水消火器による消火訓練を行いました。
「ゆっくり、あわてず、落ち着いて」など消防団員のアドバイスを受け、自治会の皆さんは、真剣な表情で取り組んでいました。
また、消防団員から「消火できるかどうか不安な場合や、身の危険を感じたら、無理に消火を行わず、安全な場所に避難するとともに消防署に電話しましょう」とアドバイスがありました。
続いて、大規模地震の発生による倒壊家屋からの要救助者の捜索・救助訓練を、NPO法人日本救助犬協会、陸上自衛隊、流山警察が連携して行いました。
警察がパトロール中に倒壊家屋を発見し、二次被害防止のため規制線を設定した後、市災害対策本部の要請により陸上自衛隊およびNPO法人日本救助犬協会が倒壊家屋に向かいました。家屋の中に人の気配を感じた災害救助犬が、鳴いて知らせると、陸上自衛隊がチェーンソーを持ってきて、人が通れる隙間を作り、救出しました。
最後に、消防職員および消防団による救出訓練を行いました。
大規模な地震が発生し、八木北小学校の屋上と2階の教室に逃げ遅れた人がいることを想定し、はしご車および三連はしごを使用した救助活動を行いました。
救出完了後、各隊員の指揮をとる大隊長からはしご車で救出を行っていた隊員に、建物が倒壊する危険性より緊急脱出の命令があり、隊員がはしご車から降下ロープを使用して緊急脱出を行いました。いつ大規模な地震が私たちの街を襲うのか分かりません。市では、自治会や防災関係機関との連携をさらに強化し、防災力向上のための取り組みを進めていきます。
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