ページ番号1038976 更新日 令和4年10月14日
令和4年9月23日(祝日)、おおぐろの森中学校と大畔の森で令和4年度生物多様性シンポジウムを開催し、24組の親子が参加しました。流山市では、生物多様性の保全・回復に優先的に取り組む重点地区・拠点を選出しており、大畔の森などがある大畔も重点地区の一つで、シンポジウムを通して生物多様性の重要性を学んでもらうとともに、重点地区・拠点の魅力を知っていただくことを目的に毎年開催しているものです。今年度は、里山ボランティア流山に委託しシンポジウムを実施しました。
[画像]多目的ホールにて生物に関する講座パート2(43.4KB)初めに、おおぐろの森中学校多目的ホールで、千葉大学大学院園芸学研究院応用昆虫学研究室教授の野村昌史さんより、里山の生物多様性について講演いただきました。生物多様性には、種の多様性・生態系の多様性・遺伝子の多様性の3種類の多様性があること、生態ピラミッドの中での昆虫の役割は昆虫を餌とする生物を支えることなどのお話をいただきました。また、地球上におよそ100万種、日本にはおよそ3万種いると野村さんからお話があると、子どもたちは驚いていました。
[画像]大畔の森で虫捕り(52.8KB)次に、大畔の森で虫捕りを行いました。3つのグループに分かれ、野村さんと里山ボランティア流山の若林さん、渋谷さんより、捕獲した虫について解説いただきました。参加者が捕獲した虫の中に、ハラビロカマキリがいて、ハラビロカマキリの雄は今の時期しかいないと解説されていました。
[画像]大畔の森にて虫の解説(43.6KB) 観察が終わると、捕まえた虫たちを大畔の森に戻しました。子どもたちは名残惜しそうにしながらも、森に帰っていく虫たちを笑顔で見送りました。
最後に、大畔の森の竹を使った里山ボランティア流山手作りの竹とんぼと、野村さん特製の昆虫ハガキのプレゼントを受け取り、森をあとにしました。
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