ぐるっと流山 森の図書館 福祉体験学習「高齢者や障害者の疑似体験」


ページ番号1036849  更新日 令和4年7月29日


[画像]令和4年7月21日、森の図書館で福祉体験学習「高齢者や障害者の擬似体験」が開催されました。(45.5KB)

 令和4年7月21日(木曜日)、森の図書館で福祉体験学習「高齢者や障害者の擬似体験」(流山市社会福祉協議会後援)が新型コロナウイルス感染拡大防止のため、検温、消毒、マスク着用などの対策を講じて開催され、小学4年から6年生の児童が参加しました。今回の擬似体験で用意された物は、白杖とアイマスク、車いす、「もみじ箱」です。「もみじ箱」とは、高齢者の筋力の衰えや視力の低下した状態を演出することで、加齢による体の変化を理解し、高齢者の日常の動作を疑似体験できる教材です。

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 この福祉体験学習では、4種類の体験をしました。はじめは、車いす体験です。車いすの操作方法がスタッフから説明されると、子どもたち一人ひとりが実際に車いすを体験しました。会場の中を一周して慣れたところで、車いすに座る人、介助する人の二人一組になり、会議室から図書館へ。会議室の出口付近には段差が作られており、車いすで段差を歩行する難しさやコツも学びました。図書館では、車いすで利用した際に、書架のどのあたりまで手が届くかなどの体験をしました。

[画像]令和4年7月21日、森の図書館で福祉体験学習「高齢者や障害者の擬似体験」が開催されました。(45.5KB)

 つづいて、目や指がご不自由な方の疑似体験をするため、特殊ゴーグル、手袋をつけて、箸で豆を皿から皿へ移動する体験をしました。20秒で比較し、何もつけずに行なった時と比べ、皿の豆の数がとても少なく、子どもたち一人ひとりが不自由さを体験しました。
 3つ目は、手や足におもりやサポーターをつけて、床の物を拾ったり、椅子に座ってみました。子どもたちはひざやひじが曲がりにくく、しゃがみづらくて、いつもとは違った体の動きづらさを体験しました。

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 最後は、白杖とアイマスクの体験を二人一組で行いました。白杖を持つ人が介助する人の肩につかまり、点字ブロックや段差を歩行します。介助する人は、白杖を持つ人に歩く先の段差や方角を丁寧に説明して誘導していましたが、思うように歩けず、苦戦している姿も見られました。
 すべての疑似体験を終えると、子どもたちはレポート用紙に体験の記録と感想などを記入しました。最後にスタッフから「今回体験したことをいかして、街中などで困っている人がいたら勇気を出して声をかけてみましょう」という言葉がかけられ、福祉体験学習は終了となりました。

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 参加した子どもたちからは「将来、福祉関係の仕事をしたくて参加しました」「私のおじいちゃんが車いすを使っているので、私も体験してみたくて参加しました」「体が不自由だととても動きづらくて大変でした」といったお話しを聞くことができました。会場後方には、図書館の福祉関連資料が展示されており、体験前に手に取って読んでいる子や、体験終了後に借りていく子もいました。
 今後の森の図書館のイベントは、広報ながれやまや森の図書館ホームページをご覧ください。


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