ぐるっと流山 森の図書館教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」


ページ番号1036032  更新日 令和4年5月6日


[画像]令和4年4月16日、森の図書館で、教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」が開催されました。(75.1KB)

 令和4年4月16日(土曜日)、森の図書館で、教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」が開催され、新型コロナウイルス感染拡大防止のため検温、消毒、マスクの着用などの対策をとり、事前申し込制として会場の定員を半数に制限するなどして36人の方が受講されました。今回は、歴史時代小説家の植松三十里さんを講師にお迎えしての講演会です。この教養講座は、講演会から読書や郷土史研究などさまざまな学習方法への広がりを目的に、普段は聴けない素敵なお話に触れようと毎年春と秋に続けられているものです。

[画像]森の図書館教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」(71.5KB)

 植松さんは、静岡市出身、東京都内在住。大学卒業後、婦人画報社編集局に入社。7年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、フリーランスのライターに。趣味は、ベランダ園芸、針仕事、編み物、スキーなどとても多才でいらっしゃいます。
 平成15年「桑港にて」で第27回歴史文学賞受賞、平成21年「群青 日本海軍の礎を築いた男」で第28回新田次郎文学賞受賞、同年「彫残二人」で第15回中山義秀文学賞を受賞されています。
 

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 植松さんが新人物往来社の歴史文学賞を受賞された「桑港にて」(改題「咸臨丸、サンフランシスコにて」角川書店)以来のご縁から、元同社社長で、流山にお住いの大出俊幸さんのお力添えで今回の講演会が実現しました。当日は、大出さんも講演会に参加され、旧交を温めていらっしゃいました。
 

[画像]森の図書館教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」(59.6KB)

 講座の冒頭には、植松さんからペンネームの由来についてのお話しがあり、楽しいエピソードに会場から笑いが起こり、和やかな雰囲気でお話しが始まりました。家族の出てくる歴史上の人物を書き続けて20年。この講座では、植松さんの著書「おばさん四十八歳小説家になりました」をテーマに、植松さんの幼少期や学生時代、社会人になってからのお話しや結婚されて渡米し、2人のお子さんに恵まれ帰国、その後の仕事のお話しや、作家修業時代のエピソード、歴史時代小説家になられてからのお話しなど盛りだくさんの内容でした。

[画像]森の図書館教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」(71.0KB)

 著書は、「かちがらす: 幕末を読みきった男」(小学館)、「黒鉄の志士たち」(文藝春秋)、「家康の子」(中央公論新社)、「猫と漱石と悪妻」(中央公論新社)、「徳川最後の将軍 慶喜の本心」(集英社)など多数の作品を出版されています。幼い頃は、大人になったらお話を書く人になりたいと思っていたそうです。講演会では、植松さんがこれまでに書いてこられた作品についての思いや、資料調査や出版後に主人公のゆかりの地を訪れた際の地域の皆さんとのやり取りなどについてもお話しがありました。
 

[画像]森の図書館教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」(75.8KB)

 会場では、講演会の一環として、学習情報の提供として出版社から届けられた著書にサインをいただきました。また、会場後方では植松さんの著書の図書館蔵書が置かれ、講演終了後には、参加者の方々が次々と借りていかれ、貸出中の資料については予約をされていく方もいらっしゃいました。
 図書館入口では「歴史時代小説家 植松三十里さんの作品展」と題して、3月26日から講演会当日まで特設展示コーナーが設けられており、展示期間中多くの方が手に取り、借りていかれました。

[画像]森の図書館教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」(75.5KB)

 会場には、「県立図書館の十冊文庫」(読書グループ)を活用して植松さんの著書「群青 日本海軍の礎を築いた男」(新田次郎文学賞受賞)を読んだ流山市立図書館の読書グループが作者の講演に熱心に耳を傾けていました。読書グループの井手さんは「毎月メンバーで同じ本を読み、読書の輪を拡げてきました。自分たちが選んだ本の著者がどうして作家になったか愉しくお話を聞かせていただき身近に感じました」と感想を聞かせてくださいました。

[画像]森の図書館教養講座「おばさん四十八歳小説家になりました」(49.1KB)

 参加者された方々からは、「作家20周年おめでとうございます。お話し、とても楽しかったです」、「先生の作品を読んで、歴史上の人物で有名ではなくても素晴らしい人がいることを知り、とても励みになります」などの感想を語って下さいました。
 次回の森の図書館教養講座は、令和4年12月頃に予定しています。詳細は、広報ながれやまや森の図書館ホームページでお知らせします。お問い合わせは、森の図書館(電話04-7152-3200)まで。
 


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