ページ番号1032920 更新日 令和3年12月3日
令和3年11月20日(土曜日)、文化会館で第66回流山市文化祭伝統芸能部発表会が開催されました。「万作踊り」「西馬音内盆踊り」「祭り囃子・神楽」など伝統的な踊りや音楽が披露されました。
念仏踊りをルーツに持つ万作踊りは、収穫の豊穣を祝う踊りとして現在まで9種類の演目が踊り継がれてきました。当日は、万作踊り流山支部の皆さんによって「木更津」や「新川」、「白枡」といった演目が披露され、伝統芸能部発表会の開幕を飾りました。鮮やかな着物を身に纏い、時には手ぬぐいや扇子などの小道具を使って次々と披露される踊りに、来場者は見入っていました。
次に発表されたのは流山西馬音内会の皆さんによる西馬音内盆踊りです。日本三大盆踊りの西馬音内盆踊りは、お囃子や唄の文句の面白さが特徴で、盆踊りとして日本で初めての「重要無形民俗文化財」でもあります。
かがり火に見立てた模型の周りで掛け声と共に、ゆっくりとした「音頭」と回転が入った「がんけ」を踊り回ります。踊り手の顔を見せない妖しさとお囃子の独特のリズムが生み出す不思議な雰囲気が会場を魅了しました。
最後は、おおたかの森お囃子会の皆さんによる祭り囃子・神楽の発表です。万作踊り流山支部の踊りと共に演奏された「飴屋」や流山市文化協会洋舞部とのコラボレーション神楽、お囃子会単独演奏による「四丁目」「仁羽」などの演目が披露されました。文化会館のホールに唄や太鼓や鉦の音が響き渡り、来場者はまるでお祭り会場に来たかのように楽しげに手拍子をしたり、体を揺らしていました。
令和3年8月に創立10周年を迎えたおおたかの森お囃子会は、今もなお新しいことにチャレンジしています。その一つが、今回披露された流山市文化協会洋舞部によるクラシックバレエとのコラボレーション神楽です。司会からプログラム紹介があった際、会場から思わず「おおー」「すごい」といった驚きの声が上がりました。
狐や叟(おきな)に扮した洋舞部員のダンサーたちが、お囃子会の奏でる音色に合わせて「狐の種まき」や「二人扇子」、今回が初めてのお披露目である「稲荷山三番叟」といった神楽を披露しました。美しい踊りとどこかコミカルな動きが加わった新鮮な神楽を、来場者は夢中で鑑賞していました。
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