ぐるっと流山 流山をA・RU・KU「秋の文化・芸術鑑賞ツアー」を開催


ページ番号1032865  更新日 令和3年11月26日


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 令和3年10月15日(金曜日)、好天に恵まれ、心地よい日差しの中、流山をA・RU・KU「秋の文化・芸術鑑賞ツアー」が開催されました。新型コロナウイルス感染症対策として、定員を8人に絞り実施しました。
 今回のツアー行程は、流山おおたかの森駅前観光情報センターに朝9時半に集合し、はじめにスターツおおたかの森ホール1階に展示されている日本画家・後藤純男の作品「雪後大和」を鑑賞。続いてホールから徒歩20分の所にある「森の美術館」で「王培展」―幼き心―を見学しました。その後、路線バスで流山本町に移動し、流山市が東京都台東区から寄贈を受けた彫刻家・朝倉文夫の「姉妹」像と、流山市指定有形文化財である「呉服ましや 土蔵」を見学しました。 

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「雪後大和」を描いた日本画家の巨匠・後藤純男は千葉県野田市に生まれ、後に流山市に居を構え、市内文化芸術の振興に尽力されたことから流山市初の名誉市民となりました。16歳で山本丘人に師事、のちに田中青坪のもとで日本画を修業、昭和27年院展で初入選すると、その後、日本美術院賞や内閣総理大臣賞など数多く受賞され、日本画壇の中心的画家として活躍されました。大作「雪後大和」は71歳の時に完成された作品で、平成29年2月25日に流山市に寄贈され、令和元年春からスターツおおたかの森ホールで展示されています。

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 「森の美術館」では作家・王培氏の作品を鑑賞しました。王培氏は中国天津市生まれ、現・清華大学美術学院を卒業後、広島市立大学で日本画を専攻されました。平成16年に春の院展に初入選されて、その後も多数の賞を受賞され個展も開催されています。今回の個展のテーマは―幼き心―です。中国の厳しい環境の中で生きる少数民族の子どもたちに光を当て、王培氏は自身の体験と重ね合わせ、自画像のような思いで子どもたちを描いており、その生きる厳しさを見つめるまなざしには力強さが感じられました。

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 呉服 ましやは、日本の歴史が大きく変遷した時代の幕末・安政6年(1859年)に呉服太物商「増屋」を創業したのが始まりです。見学した「呉服ましや 土蔵」は「流山市指定有形文化財」に指定されています。明治期の様式が随所にみられるという理由で、土蔵の中で保存されてきた品々を現店主のお話をうかがいました。正面土扉や窓の土戸は当初のままの形態を保っているとのことで、とても厚い泥作りの土蔵の扉や古い柱は年月と風格が感じられました。

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 ひんやりとした蔵の中には、創業時に使用していた古い「のれん」が壁に掛けられ、時代を感じられる様々な品々が置かれています。天井には2階から荷物を降ろすための穴が二か所あるなど、当時の人々の知恵や工夫が感じられました。

 今回のツアーでは「呉服ましや 土蔵」の見学を目的に申し込まれた方や芸術作品に興味をもって参加された方など様々いらっしゃいましたが、それぞれにとても満足されている様子で、芸術の秋にふさわしいツアーになりました。


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