ページ番号1031887 更新日 令和3年8月19日
令和3年8月31日(火曜日)まで、森の図書館でジオラマ工房作品展「流鉄と流山本町界隈」が開催されています。市内在住の久保達夫さんが主宰するジオラマ工房では、画像、コンピューター、3Dプリンターやレーザーカッターなどを使い、さまざまな製法でジオラマ作りを行っています。久保さんによると、ジオラマ作りの作業工程の中で一番重要なのは、初めの資料収集だそうです。縮尺は30分の1で設計されており、これまでに400以上の作品を手がけています。
[画像]イベントの様子(44.2KB)今回は、昭和30年代の流山本町のジオラマを背景に、流鉄流山線の開業当時の模型が展示されています。最上段には、呉服店、米店、銀行などが並んでおり、反物や新米入荷ののぼり、店先の竹ぼうき、スコップなどがとてもリアルに表現されています。2段目には、交番、和菓子屋、酒店、割烹料理店などが並び、店内の酒瓶や和菓子、軒先のゴミ箱や植木鉢までとても丁寧に作られています。建物の瓦や壁、看板などは、当時の雰囲気を出すためにわざと古めかしく見えるよう色を塗って工夫されています。
[画像]イベントの様子(32.9KB) 3段目には、赤城神社、神社の鳥居の大しめ縄、流山駅などが並んでおり、最下段にみりん工場や近藤勇陣屋跡が、その手前に流鉄流山線の車両模型が展示されています。線路上にある車両模型は、ガラス展示ケースに人が近づくと発車ベルとアナウンスが流れ、電車が発車します。人が離れて3分を過ぎると、自動で停まります。
久保さんは「早くコロナが収束して、夏の流山ジャズフェスティバルや秋の流鉄の鉄道の日などで、子どもたちが直接ジオラマや鉄道に触れて楽しめる日が戻ってくるといいですね。」と話してくださいました。
作品をご覧になった方は「子どもの頃によく行っていたお店があって、とても懐かしいです。当時の街並みが思い出されます。とてもリアルで細かいところまで再現されており、すばらしいです」と感想を話してくれました。展示は8月31日(火曜日)まで、9時30分〜17時にご覧になれます(31日は15時まで)。お問い合わせは、森の図書館(電話04―7152―3200)まで。
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