ページ番号1031543 更新日 令和3年7月2日
令和3年6月13日(日曜日)、初石公民館で令和3年度文化協会伝統芸能部発表会が開催されました。
流山市文化協会に所属する伝統芸能部は、平成27年に文化協会に加入し、現在6年目のフレッシュな団体で、毎年開催される流山市文化祭にも出演しています。
今回の発表会では、新型コロナウイルス感染症対策として連絡先の確認や体温測定などを行ったほか、マスクに写真のようなシールを貼って、受付したことが分かるようにしました。この日の参加者・入場者は132人でした。
伝統芸能部所属の7団体のうち、この日はおおたかの森お囃子、流山万作の会、かっぽれお踊りの芳泉会、流山西馬音内、流山落語同好会の5団体が出演しました。
おおたかの森お囃子会は、一つ囃子と言われる屋台囃子、昇殿、鎌倉、玉入れ・後屋台の他、神輿囃子・投げ合いとも呼ばれる四丁目、ひょっとこ踊りの曲仁羽の演奏を行いました。
続いて、流山市文化協会洋舞部による、クラシックバレエとのコラボレーションも行われ、不思議な扇子の二人扇子と、豊作を祈願する「たねがし(狐別名の種まき)」が披露されました。クラシックバレエに合わせた曲は、ひょっとこ踊りの仁羽で、そのリズムがバレエの踊りによく合っていました。
おおたかの森お囃子会の会員が唄と鉦・太鼓リズムを担当し、三味線、尺八演奏者の協力を得て、加台の飴屋唄を演奏し、飴屋踊りとのコラボレーションもありました。
続いて、流山万作の会の皆さんにより、万作踊りが踊られました。収穫の豊穣を祝う「万作踊り」は、鎌倉時代から念仏踊りの原型として踊り継がれてきたと言われています。
この日は、万作踊りの高砂の「相踊り」「吉田」、白枡粉屋、木更津の「木更津」「手踊り」「団七」、万作音頭の他に八木節、大漁歌いこみも踊られ、会場は賑やかな雰囲気に包まれました。白枡粉屋の筋書きがあり、「粉屋にはたいそうな美人な娘がおり、その娘に惚れた男性が『何でもお手伝いしますので婿にしてください』」という話が踊りになっています。新川は、漁師の動作、仕草が踊りになっています。
かっぽれ踊りの芳泉会は、伊勢音頭から始まり、2人で組んで踊る深川、粋な奴さんとかっぽれ踊りの石投げ、喧嘩、網引きを踊りました。
芳泉会は、平成13年12月に発足し、江戸芸を愛する友人や知人の希望で稽古場を思井福祉会館に置き、月3回(木曜日18時〜21時)中高年、男女で楽しく練習しています。また、流山、東葛地区を中心にボランティア活動を続けています。
次は、流山西馬音内会による西馬音内盆踊りです。西馬音内盆踊りは、日本三大の盆踊りのひとつ。秋田県羽後町で約700年前から踊り継がれています。また、昭和56年には、日本で初めて国の「重要無形民俗文化財」に指定されました。
衣装は代々着継がれた着物を端縫いにしたものと藍染め浴衣、彦三頭巾は亡き人を思い、編み笠は豊作を現すといわれています。また、踊り手が顔を見せないことも特徴です。
ゆっくりした「音頭」と回転が入った「がんけ」が踊られました。音頭のときに歌われるのが「地口(じぐち)」、がんけの時に歌われるのが「甚句(じんく)」です。「がんけ」は月光の夜を飛ぶ雁の姿を踊りから連想されたものともいわれていいます。
最後は、流山落語同好会の8人が順に高座に上がりました。助さん家格さんが「あくび指南」、泉家ゆうもあさんが「蜘蛛駕籠」、徳利亭酒楽さんが「禁酒番屋」、其之鯛壱さんが「青菜」、はりま家扇べえさんが「老婆の休日」、呑気亭喜楽さんが「ねずみ」、流々亭山助さんが「酢豆腐」、好々家あふ楽さんが「崇徳院」を演じて、次々と笑いを誘い大きな拍手を受けていました。
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