ぐるっと流山 初心者のための野鳥観察


ページ番号1031061  更新日 令和3年5月21日


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 令和3年5月7日(金曜日)、森の図書館で「初心者のための野鳥観察」が開催されました。当日は新型コロナウイルス感染症予防のため、検温、消毒、参加者全員のマスク着用などの対策を講じて実施されました。
 森の図書館の周辺は、東深井地区公園(古墳公園)や利根運河など、木々や水場のある豊かな自然が多く残されています。「初心者のための野鳥観察」は、年に数回、周辺に生息する野鳥を観察することで、流山の自然を身近に感じてもらうために企画されています。

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 解説は「日本野鳥の会」「ふじしろ野鳥と楽しむ会」に所属している森の図書館の司書が行います。図書館オリジナルの手作りミニ図鑑には、流山周辺で見られる野鳥48種類を掲載。見つけた鳥の写真にチェックを入れると、あとで鳥の名前や姿を確認することができます。
 当日は7人が参加しました。今回は図書館を出発して古墳公園を抜け、運河沿いを歩き、運河駅で解散するコースです。風もなく曇っていて日差しも強くないため、絶好のバードウォッチング日和となりました。

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 歩き始めてすぐに、プールのそばでハクセキレイを見つけます。また、近くの電線にとまった鳥を野鳥用の望遠鏡で見ると、カワラヒワを発見。カワラヒワは、現在繁殖期のため、「ジュイーンコロコロ」とさえずっています。望遠鏡をのぞいた参加者は、羽に黄色い部分がありますねと話します。
 古墳公園を抜けて住宅街を通るとき、スズメも観察しました。身近な鳥も望遠鏡で大きくして見ると、いつもの印象と違って見えます。

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 次に運河を散策しました。ここではウグイスやメジロなど、たくさんの鳥の声を聴くことができました。また、人の言葉に置き換えると「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」「源平つつじ白つつじ」と聞こえる声で鳴くといわれているホオジロを望遠鏡で観察すると、名前の由来となった白い頬が見えました。カワセミが「キーッキーッ」と鳴きながら水面の上をすべるように飛んでいく様子に、参加された方々は「カワセミがいます」と声を上げていました。

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 運河の土手をゆっくりと歩いて行くと、けたたましく鳴くキジが隠れていました。すぐそこにいるような声が聞こえますが、姿が見えません。少しすると、何度か赤い頭を見せてくれ、翼を激しく羽ばたかせる「母衣打ち(ほろうち)」も披露してくれました。また、モズのメスも姿を現しました。肉食とは思えない、愛らしい瞳やくるくる回す尾をみんなで見ることができました。
 他にもカルガモ、キジバト、ダイサギ、ツバメなどが見られ、全部で18種類の鳥を観察することができました。

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 スタッフがそれぞれの鳥の特徴やエピソードを話すと、参加者は驚いたり笑ったり、とても熱心に聞いていました。参加者は「楽しかったので次回もまた参加したいです」と話してくれました。
 図書館には、鳥の図鑑や野鳥観察に関する本、利根運河周辺の野鳥が紹介されている本など、野鳥観察に参考となる資料が多数所蔵されています。ぜひ、散策した際に見た野鳥や庭に立ち寄る野鳥などを調べてみてください。次回の開催は、来年2月に予定しています。詳細は、今後の広報ながれやまや森の図書館ホームページをご覧ください。


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