ぐるっと流山 シンポジウム「食と安心を届けよう! Withコロナ時代のつながりづくり」


ページ番号1029974  更新日 令和3年3月1日


とうかつ草の根フードバンクが初のシンポジウム コロナ禍のひとり親家庭の実態などを聴く

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 令和3年2月27日(土曜日)、おおたかの森センターでシンポジウム「食と安心を届けよう!Withコロナ時代のつながりづくり」が開催されました。この催しは、鰭ケ崎の「とうかつ草の根フードバンク」が、まだまだ続く厳しい状況を乗り越えていくため「つながり」について考えようと企画したものです。会場には、40人の皆さんが体温測定や手指消毒を行うなど新型コロナウィルスの感染予防をして出席した一方で、オンラインでも30人の皆さんが参加されました。

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 とうかつ草の根フードバンクは、6人のメンバーで令和元年11月にスタートし、翌春4月から本格稼働の予定で準備を進めてきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で活動を休止する子ども食堂が相次ぎました。そこで、同バンクは、多くの企業や地域の皆さんなどの支援を受け、子ども食堂と一緒に食材やお弁当などを届けるフードパントリー活動と、企業や家庭で余った食材などを寄付を受けるフードドライブ活動を続けてきました。

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 令和2年度は、今までに36トンの食糧が集まり、フードパントリー活動で約13,500食のお弁当や食材を配布したほか、イベントがなくなって困っていたキッチンカーと連携して3,500食のお弁当をお届けできたそうです。
 当日の基調講演では、認定NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事長の赤石千衣子さんが「コロナ禍のひとり親家庭」と題し、一斉休校の際には「1日1食しか食べられない」というメールなどが激増したことなどのエピソードが紹介されました。

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 シンポジウムでは、生活協同組合みらい、ライオンズクラブ国際協会、株式会社カスミ、株式会社オリエンタリズム、松戸市役所地域共生課の皆さんが、各活動の具体的な事案を発表。企業ならではの食品ロスの悩みをはじめ、コロナによって市役所内にまとまりが生じたこと、奉仕団体として県内全体に活動を広げようとしていることなどがそれぞれの立場を越えて話し合われました。

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 子ども食堂は、運営母体が地域のボランティアの皆さんによるところが多く、その規模は小さなものがほとんどです。そのため、運営だけに精一杯になってしまう団体もあるのが実態と言われています。そのような中、思いを同じくする子ども食堂がネットワークを構築し、食材を融通し合うフードバンクがあることによって、子ども食堂の本来の目的である子どもに寄り添ったり、家庭に向き合うことができつつあると注目されています。

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 翌28日(日曜日)には、江戸川台東自治会館駐車場で、子ども食堂「みんなの江戸川台キッチン」によるフードパントリーが開催されました。とうかつ草の根フードバンクからの食材をはじめ、近隣の農家の皆さんから寄付のあった新鮮な野菜なども提供されました。また、会場では、フードドライブも同時開催され、寄付された食料は、次回のフードパントリーで活かされます。
 流山市内には現在、12団体の子ども食堂があります。


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