ページ番号1028035 更新日 令和2年9月23日
令和2年9月20日(日曜日)、ひとり親家庭に夕食のお弁当を無料で届ける活動が行われました。NPO法人全国こども食堂支援センターの「むすびえこども食堂基金」の支援を受け、市内で初めての試みとして、流山市子ども食堂ネットワーク主催、とうかつ草の根フードバンク共催で実施されました。
[画像]写真:お弁当の準備をする金子さん(81.0KB)事前に流山市ひとり親福祉会を通じて希望を募り、79人の方から申し込みがありました。今回、79食分のおいしいお弁当をつくってくださったのは、車いすオーナーシェフのお店「わっ嘉」の金子淳一郎さんです。お弁当箱には、車いすをモチーフにしたわっ嘉のシンボルマークと流山市子ども食堂ネットワークのマークを記したシールが貼られ、「早めに召し上がってください」と注意書きも印刷されていました。
[画像]写真:心を込めてつくられたお弁当(64.2KB)この日のお弁当のメニューは、スコッチエッグをはじめ唐揚げ、手づくりポテトサラダ、だし巻き卵、トマト、レタスなど盛りだくさん。金子さんは、お子さんに人気のおかずがいっぱいのお弁当を朝から時間をかけて準備してくださいました。特に子どもたちに人気のスコッチエッグは、半熟に卵をゆで、殻をむいて、合いびき肉で肉ダネをつくって、小麦粉で包んで揚げて、半分に切って、ソースをかけてと一つひとつ手間を惜しまず作られました。
[画像]写真:(76.3KB)金子さんは、「子どもたちが喜ぶ顔を思い描くと手間を掛けたくなります」と、初めて子ども食堂の活動に参加できた喜びを語ってくださいました。朝10時から準備を始め、お弁当が全部出来上がったのが15時30分でした。配達してくださるボランティアの皆さんは16時ごろから続々とわっ嘉に集合。それぞれの車にお弁当を積んで、各配達先に出発しました。
[画像]写真:お弁当を配布するボランティアの皆さん(80.2KB) ひとり親家庭への配達は、流山市子ども食堂ネットワークやとうかつ草の根フードバンク、流山市ひとり親福祉会などのボランティアの皆さんです。流山市社会福祉協議会からも、「むすびえこども食堂基金」への助成金申請のための写真など資料づくりのため応援に駆け付けていました。
むすびえのアンケートによると、新型コロナウイルス感染症の影響で、全国のこども食堂も甚大な影響を受けており、従来の居場所提供を行っている団体は1割まで減少しています。他方、46%のこども食堂がフードパントリー(食材配布)などに形態を変え、活動を継続しています。
流山市内では、これまでに11カ所で子ども食堂が立ち上げられていますが、多くに人々が集まって会食するのは感染予防の見地から難しいためフードパントリー(食材配布)などの活動を続けています。また、その運営のため、今回の「むすびえこども食堂基金」をはじめ、「オリックス宮内財団子ども食堂応援プロジェクト」「赤い羽根共同募金」などの民間助成を積極的に申請活用しています。
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