ページ番号1027369 更新日 令和2年7月10日
「はしもとあやのまんがで知る「こども食堂」と「フードバンク」」展が令和2年7月1日(水曜日)から森の図書館で開催されています。会期は7月30日(木曜日)まで(毎週月曜日休館)。この展示は、流山市にお住まいの漫画家・はしもとあやさんが、NPO法人全国こども食堂支援センターの公式サイトで連載された「こども食堂漫画化プロジェクト」最優秀賞作品「ここで、のできごと」の原画を中心に展示するとともに、「流山市子ども食堂ネットワーク」や「とうかつ草の根フードバンク」の活動を紹介し、こども食堂活動への理解を広げようとする企画です。
[画像]写真:展示される作品の数々(70.3KB)漫画は、子育てのため転入してきた森野さんファミリーが、こども食堂を通じて、地域とのコミュニティを形成する過程を一話完結で描いた全6話の作品。当初、4月に企画しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で図書館が休館となったことから、7月に再企画されたものです。主催は森の図書館で、館内には子ども食堂を紹介した図書のコーナーも設置されています。後援は流山市社会福祉協議会、協力はNPO法人全国こども食堂支援センターむすびえ、南流山子ども食堂、流山子ども食堂ネットワーク、とうかつ草の根フードバンク、流山地域密着情報誌「なちゅら」によって開催されています。
[画像]写真:展示を楽しむ来館者の皆さん(68.4KB)育児をきっかけに大田区から流山市に越してきたはしもとさんは、公園で全く知らない子どもたちに声を掛ける娘の姿を見て、自分の子どもはここで社会性を学んで育っていくんだと実感。地域のことをよく知るために始めたのが、当時設立されたばかりの南流山子ども食堂のスタッフだったそうです。「こども食堂は貧しい家庭の子が食事をする場という見方が一般的になっていますが、実際は地域のコミュニティが生まれる場であったり、子どもの偏食などの悩みを共有したり解決したりできる場だと思っています」と語ります。
[画像]写真:展示を楽しむ来館者の方々(67.5KB)厚生労働省発表の「子どもの相対的貧困率」は16.3%に上り、6人に1人の子どもが貧困状態にあるといいます。こうした中、子どもの貧困対策のひとつとして注目を集めたのが「こども食堂」です。現在は貧困対策としてだけでなく、地域のコミュニティの場として、運営者によって変わりますが、基本的には、無料または数百円で子どもたちに食事を提供するスタイルです。流山市では現在10カ所の子ども食堂が活動中です。
[画像]写真:スタッフの皆さん(73.8KB)また、フードバンクは、安全に食べられるのに包装の破損や過剰在庫、印字ミスなどの理由で、流通に出すことができない食品を企業などから寄贈していただき、必要としている施設や団体、困窮世帯に無償で提供する活動です。最近では、子ども食堂の活動を支援する形で、地元の農家や企業、住民から寄付された食材をストックするところも多く、流山では、「とうかつ草の根フードバンク」が今春から本格稼働し、東葛飾地域のこども食堂の活動を応援しています。
[画像]写真:並ぶ来館者の皆さん(79.3KB)「はしもとあやのまんがで知る「こども食堂」と「フードバンク」」展がスタートして初めての週末となった7月4日(土曜日)には、展示コーナーの前で、食品のご寄付を受け付ける「フードドライブ」が行われ、森の図書館の職員をはじめ来館者の皆さんがレトルト食品や缶詰などを持ち寄ってくださいました。フードドライブは、ご家庭で保管している食品をいただき、必要とする方や団体に無償で提供する取り組みです。次回は同じく森の図書館で7月25日(土曜日)10時から12時まで開催される予定です。また、7月18日(土曜日)15時30分から千葉県生涯大学校東葛飾学園江戸川台校舎で食材が無料配布される「フードパントリー」が開催される予定です。
[画像]写真:フードドライブに寄付された食品(78.3KB)フードドライブにご寄付いただいた食品は、東葛地域の子ども食堂の活動に役立てられます。ご提供いただきたい食品は、賞味期限が設定されている場合は2カ月以上余裕があり、未開封で常温保存が出来る食品です。お持ち込みが可能な食品は、レトルト食品、お菓子・スナック類、缶詰、清涼飲料水、瓶詰、調味料、お米、インスタント麺、ふりかけ、ミネラルウオーター、乾麺、海苔、乳児用粉ミルクなど。お持ち込み不可な食品は、鮮魚、肉、冷凍・冷蔵食品、お酒、野菜類です。流山市役所でも8月21日(金曜日)と翌22日(土曜日)11時30分から13時30分までフードドライブが開催される予定です。
[画像]写真:子どもたちの協力も(71.9KB)7月4日(土曜日)には、森の図書館の入り口付近にキッチンカーが来て、並んでいる子どもたちの手指消毒をアルコールを持ったスタッフが行い、「マスタードを付けない人は手を挙げて」と一人ひとりの好みを聞きながらホットドッグと牛乳のセット100食分を無料で提供。スタッフとして小・中学生も進んでお手伝いをしていました。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため室内で向き合って食事をすることが難しいことからキッチンカーでの食事提供ととなったものです。市内の篤志家の方からのご厚意で実現したもので、大人でもお腹いっぱいになりそうなボリュームたっぷりな美味しいホットドッグに子どもたちも大喜びでした。
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