ページ番号1023751 更新日 令和1年12月6日
令和元年11月30日(土曜日)、トークイベント「利根運河とオランダ」が、スターツおおたかの森ホールで開催されました。
令和2年は利根運河が竣工されて130年の節目の年。期せずしてこの秋、利根運河が文化庁より千葉県で二つ目の「歴史の道百選」に選定された慶事と重なることとなりました。利根運河は明治23年オランダ人技師のローウェンホルスト・ムルデルによって開削された、国内初の西洋技術を用いた運河で、利根川と江戸川を結んでいます。
今回は、地域史研究家で流山をはじめ東葛地域に関する著書を多数執筆されている青木更吉さんと、オランダ出身の彫刻家で運河在住12年、市内の小学生を対象としたオランダ教室の講師もされているニフュユス・ヨスさんのお二人を講師にお招きしました。
[画像]写真:利根運河クイズの様子(21.9KB)始めに利根運河の概要を題材とした利根運河クイズを楽しみました。続いてニフュユスさんから、ムルデルの故郷、運河と風車の国オランダが海を干拓して国土を広げていった歴史と、運河を活(い)かした生活様式や文化についてお話がありました。また、オランダの冬の風物詩でスペインから船に乗ってくるサンタクロースの前身とも言われているシンタクラースのお話などもあり、皆さん興味深く耳を傾けていました。
[画像]写真:青木更吉さんによる講義の様子(21.8KB) 青木更吉さんは、明治から昭和初期までは利根運河を経由して船便で荷物を輸送していたことや、その後トラック便や鉄道に輸送方法が変化し、50年という短い歴史で運河としての使命を終えたこと、これからの利根運河の観光資源としての活用アイデアなどをお話くださいました。
最後に、お土産としてオランダのチューリップの球根を参加された皆さんにお持ち帰りいただきました。
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