ページ番号1022033 更新日 令和1年6月26日
令和元年6月15日(土曜日)、森の図書館で第3回研究者に会いに行こう! 〜タイムカプセル銀河号〜が開催されました。このイベントは、東京大学・千葉大学・筑波大学の大学院生や教員たちの団体である「流山サイエンスエデュケーションラボ(NSEL)」と森の図書館との共催で行われる科学講座で、近隣の小中学生に実験や工作を交えて科学の世界をわかりやすく紹介するものです。
[画像]写真:タイムカプセル銀河号説明の様子(38.4KB) 当日は、理科好きの小学生27人が参加しました。この日の講義は、東京大学理学系研究科宇宙線研究所・銀河天文学者の伊藤凌平さんと菊地原正太郎さんによる「タイムカプセル銀河号」です。
「銀河は宇宙の「タイムカプセル」です。私たちに宇宙の過去の姿を見せてくれます。天文学者は銀河を道具として「宇宙がどのように始まったのか」という問題に挑んでいます」という話に子どもたちは目を輝かせていました。
講義ではワークショップ「ブラックホールの模型を作ってみよう」も行われました。空間がゆがんでガスがブラックホールの影を見せる様子を、厚紙とボールを組み合わせて作ります。出来上がった作品を使って、重力によって光も曲がる「重力レンズ」について、分かりやすく説明していただきました。
[画像]写真:宇宙の歴史講義の様子(37.9KB)その後、宇宙の歴史についても説明がありました。一説によると、宇宙最初の星や銀河は135〜137憶年前にできたといわれていますが、まだ見つかっていないそうです。重力レンズを使えば、それらを見つけることができるかもしれないという話に子どもたちは真剣に耳を傾けていました。
[画像]写真:参加者の様子(22.7KB) 子どもたちからは「わかりやすくてすごく楽しかった」「重力レンズなど、知らなかったことがわかった」「宇宙の膨張やブラックホールのことが印象に残った」「天文学者になってみたい」という感想が聞かれ、宇宙にさらなる興味を抱いたようでした。
次回の森の図書館で開催される「研究者に会いに行こう!」は、7月20日(土曜日)「体験!化石発掘講座」です。多くの方の参加をお待ちしています。
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