ページ番号1021616 更新日 令和1年5月11日
平成31年4月28日(日曜日)、北部公民館で「こども理科実験室」が開催されました。10回目となる今回のテーマは、皆さんが良く知っている「スライムとスーパーボールを作る」でした。 同じ素材を使っても、性質の違う作れるふしぎな体験ができます。
今回の講師はシルバー人材センターの宅間先生と石橋先生です。 はじめに実験の時の注意事項を説明いただき、準備してあったPVA(ポリビニールアルコール・家庭用の洗濯のり)、食塩、ほう砂を受取って実験開始です。
実験の手順の説明を聞いた後、ほう砂を水に溶かしてゆきます。 これを水で薄めたPVAに少しずつ注いでゆくと、すぐに固まり始め、参加者はすぐに変化に気付きました。
混ぜている内にかき回している箸が次第に重く感じてきます。 混ぜ続けていると、透明な固まりがどろっとした感じで箸に絡まってきます。それをちょうど綿菓子を集める時の容量ですくい取ります。
スライムの出来上がりです。この固まりをラップを敷いた箱に取り出し、手で丸めてゆくとプニョプニョの感触です。子どもたちの実験の様子を見守っていたお父さんお母さんもやわらかい感触のスライムに夢中になっていました。
好きな飛行機の形に伸したり、高く引き伸したり。伸びてゆくスライムをジーッとみる子、お姉ちゃんの伸したスライムを見て大きな口を開けて驚く子もいました。
次の実験はスーパーボールの制作です。 飽和食塩水を作りゆっくりとPVA液のなかに流し込みます。最初はしろく濁っていたPVAも濁りが消えると箸で取り出すことができます。キッチンペーパーの上で脱水し、残ったPVA液をろしで漉しとり、先に取り出した固まりに加えて丸めながら脱水を続けると、弾力のあるスーパーボールに変身です。
最後に講師の先生から特別実験を見せて頂きました。硬いボール同士の衝突のふしぎや材料の違いで弾み具合がかわることが見られました。 強く興味を持った子は実験の説明を詳しく聞き、それを一緒に聞いていたお母さんがしっかりノートをとっていました。 高校生レベルの内容でしたが、参加者全員が楽しそうに作ったスライムとスーパーボールを持ち帰りました。
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