ページ番号1020722 更新日 平成31年2月12日
平成31年2月22日(金曜日)まで、森の図書館ギャラリーガラス展示ケースで、利根運河協議会による企画展「利根運河の貴重植物と古墳の森のキンラン開花数」が行われています。利根運河協議会は、利根運河において地域の人々に親しまれ、周辺の自然環境や歴史文化と調和した、より美しい環境が形成されることを目指し、流山市・野田市・柏市・・千葉県・国土交通省の行政関係者、有識者、民間団体の代表によって、平成19年に設立されました。
[画像]写真:展示の様子(36.9KB) 関係機関が連携・協力しながら、利根運河の自然・景観の保全やエコツーリズム推進に取り組んでいます。今回はその取り組みの中から、市民と行政の協働により実施してきた運河の貴重植物保全活動の経過と成果の展示です。
運河で確認できた500種類以上の植物の中から、運河らしい草花の写真パネル20点が季節ごとにわかりやすく展示されています。利根運河の生態系を守る会植物調査チームの柳沢さんは「運河では数多くの草花が見られます。とても珍しい種類もあり、例えばアリアケスミレはそのほとんどが白色ですが、桃色や紫色の筋の目立つものも運河では見られます」と話します。
草花の写真パネルの下には、森の図書館に隣接する東深井古墳の森のキンランの開花数を昨春にカウントしたグラフや、イヌシデなどの樹木相の解析結果とキンランとの関係を考察したパネルも展示されています。キンランの開花数をカウントした東葛自然と文化研究所所長の新保さんは、「以前から東深井古墳の森周辺をジョギングしていて、キンランやギンランが咲いていたのは知っていましたが、その数はわからないということを知り調査してみようと思いました」と話します。
[画像]写真:ジオラマの展示(37.7KB) 東深井古墳の森はとても広いため、調査するコースの確立まで約1週間かかったそうです。新保さんは調査コースが決まると、毎日朝食前に雨の日も欠かさず1時間かけて開花状況を調査。キンランの開花初日は4月11日で14日から急増し、最大開花数は24日がピークで、最大開花数の3%未満になった5月11日に調査を終えました。
また、流山のオオタカを守る会代表の紺野竹夫さんが監修した運河を一望できる利根運河のジオラマや、野鳥見どころマップなども展示されています。パネルをご覧になった方は「運河はよく歩きますが、こんなに珍しい草花が咲いているとは知りませんでした」と感想を語ってくれました。
展示は、2月22日(金曜日)まで、9時〜17時にご覧いただけます(22日は15時まで。月曜休館、祝日の場合は翌日)。また、2月16日(土曜日)、13時30分より「第39回運河塾 東深井古墳の森のキンラン開花数と樹木相」を開催予定です。詳細は、森の図書館(電話04―7152―3200)にお問い合わせください。
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