ページ番号1020674 更新日 平成31年2月5日
平成31年2月2日(土曜日)、流山市おおたかの森センターで「R.E.A.D.プログラム」を知っていますか?「どうぶつとの絆と犬への読み聞かせ」が開催されました。
音読が苦手な子も、犬に本を読み聞かせることで自信と読書の喜びをと企画され、公益社団法人日本動物病院協会をはじめ、おおたかの森こども図書館やどんぐり学童クラブ・おおたかの森センターの共催で、社会福祉法人流山市社会福祉協議会の後援を得て開催されたものです。
「R.E.A.D.プログラム.」とは「読む」という意味だけではなく、「Reading ・ Education ・ Assistance ・ Dog」(読書サポート犬)の略でもあります。今回の講演会に先立ち、11月25日に流山市おおたかの森センターで講演会をされた今西乃子さんの著書「読書介助犬 オリビア」の中で紹介されているアメリカのソルトレイクシティの中央図書館で実際に行われているプログラムです。
[画像]写真:公益社団法人日本動物病院協会の木俣新会長(27.8KB)第1部では、千葉県動物愛護センター東葛飾支所長の篠田英雄さんによる「どうぶつとの絆・愛護センターの役割」についてお話ししていただきました。愛護センターは、従来の殺処分から、一般の方への譲渡会の開催へと地域ボランティアとともに定期的に開催されているなど、現在の愛護センターの役割を解りやすく解説。お散歩ボランティア、ミルクボランティア、トリマーボランティアなど地域の皆さんのお力添えで動物の生命が守られていることを学びました。
[画像]写真:獣医師・柴内裕子さん(35.7KB)第2部の講演に先立ち、公益社団法人日本動物病院協会の木俣新会長、千葉県獣医師会の市川陽一郎会長、国内の公立図書館で初めて「R.E.A.D.プログラム.」を参考にした、三鷹市立図書館の田中博文館長が、国内で2例目千葉県初となる「R.E.A.D.プログラム.」を参考にした「わんわん読書会」に駆けつけてくれました。
[画像]写真:犬と触れ合う参加者(56.3KB)第2部では、公益社団法人日本動物病院協会(JAHA)相談役の獣医師・柴内裕子さんのお話。柴内さんは、日本で初めての女性獣医師で、まず会場の子どもに向けて20分間、やさしく話しかけます。そして大人の参加者には、アニマルセラピー推進のための事業で、普段、動物と接する機会がない方を訪問して、動物の持つ温もりや優しさに触れていただくCAPPボランティア活動(Companion Animal Partnership Program人と動物のふれあい活動)の説明がありました。
[画像]写真:犬と触れ合う参加者2(63.9KB)企画した司書の皆さんによると「R.E.A.D.プログラム.」のお話をすると「犬に絵本を読んで何になるの? 犬に物語が理解できるの?」と疑問を持たれる方々がほとんどだったそうです。もちろん犬には、読まれている本の内容は理解できません。でも、読み手に温かく寄り添い、おとなしく聞いてくれます。そうすることで、読み手の子どもたちは、自分が受け入れられているという自己肯定感が高まり、自信が持てるようになるそうです。人見知りが強く、人前で話すのが苦手な子どもほど効果が大きいそうで、子どもたちが心の中に持つバリアを犬の優しさが解き放ってくれると言われています。
[画像]写真:犬と触れ合う参加者3(51.4KB) 講演会の後は、病院で実際に活躍されているセラピー犬も登場、ボランティアさんから犬との接し方を教わり、子どもたちとの触れ合いタイムを楽しみました。
おおたかの森こども図書館では「活字離れが言われている中で、今回は子どもたちの読書普及を目的にスタートしましたが、将来的には、初期の認知症の皆さんにも、このプラグラムがいかせるかを視野に入れて、動物と読書の素晴らしさを広めていきたい」と語っています。「R.E.A.D.プログラム.」を参考にした「わんわん読書会」は、4月14日(日曜日)から小学生を対象に無料でスタートします。
「わんわん読書会」のお問い合わせは、おおたかの森こども図書館(04-7159-7041)へ。
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