ぐるっと流山　一茶双樹記念館 観月の会

ページ番号1019716　 更新日 平成30年10月16日

秋の夜長　筝の音色と名月を楽しむ夕べ

　平成30年9月23日（日曜日）、一茶双樹記念館で観月の会が行われ、流山市文化協会邦楽三曲部の南海佳子さんによる演奏をおよそ50人が楽しみました。中秋の名月にちなみ、秋の流れ（宮城道雄作曲）、クリスタルムーン（水野利彦作曲）、水玉（佐藤義久作曲）、通りゃんせによる変奏曲（坂本勉作曲）の4曲が披露されました。

　出演した南海さんは「今日は皆さんにお楽しみいただけるよう、古典曲、現代的な曲、歌のある曲、技巧的な曲とバラエティに富んだものとなるよう選びました。自然に囲まれた一茶双樹記念館で、演奏とともに四季折々の風情を感じていただければと思います」とお話しされていました。曲と曲の合間には、箏の演奏の方法や、特有の音階である調子（ちょうし）の解説もありました。

　東初石からお越しの上野真由美さんは「初めて一茶双樹記念館に来ました。すてきな箏の音に、貴族のような優雅な気分です」と感想を教えてくださいました。上野さんに誘われていらしたという柏市の伊藤直子さんと世田谷区の久保田澄佳さんは、それぞれ「箏の演奏法の説明もあり、より興味深く聴くことができました。「通りゃんせ」では、子ども時代の記憶がよみがえってきました（伊藤さん）」「建物を含め、すごく贅沢。演奏の所作や姿に、美しさを感じました（久保田さん）」とお話しくださいました。

　演奏会の開始時には薄暗かった庭園はだんだんと暗くなり、4曲目が終わるころには雲の切れ間から月が顔をのぞかせていました。お月見に合わせた生け花や月見団子を鑑賞する方の姿もありました。
　一茶双樹記念館では、11月17日（土曜日）に今回演奏した南海さんと、実妹の吉岡景子さんが出演する「邦楽コンサート〜紅葉コンサート〜」が予定されています。紅葉真っ盛りの庭園を背景に、姉妹の息の合った演奏を楽しんでみませんか。お問い合わせは同館（電話04-7150-5750）まで

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