ページ番号1017896 更新日 平成30年4月6日
平成30年1月23日(火曜日)、中央公民館で認知症サポーター養成講座を受講済みの方を対象にした、認知症サポーターフォローアップ講座が開催されました。「認知症徘徊模擬演習〜地域で見守るために〜」をテーマとし、「特定非営利活動法人アビリティクラブたすけあい」の皆さんに講演をしていただきました。
認知症は誰にでもおこる脳の病気であり、平成37年には65歳以上の5人に1人が認知症になるといわれています。「認知症サポーター」は認知症を正しく理解し、認知症の方やご家族を温かく見守り、支援する応援者のことをいいます。現在、全国で980万人を超える方が認知症サポーターとなっており、市内には12,000人を超える認知症サポーターがいらっしゃいます。
はじめに、認知症の方を取り巻く社会環境や認知症の症状をお話しされた後、認知症の方に声掛けをする場面を想定したロールプレイとグループワークを行いました。ロールプレイの声掛けの際に、親切心から詳細にたくさん情報を伝えすぎてしまうと、情報量が多くなってしまい、認知症の方は一度に内容を理解できずに、かえって困惑してしまうというお話がありました。「自分では良い方法だと思っていたことが、認知症の方にとって必ずしも良いとは限らない」ということに気づくこともロールプレイの大きな目的のひとつということでした。実際にロールプレイをやってみて、声掛けの難しさやポイントなどにも気づくことができました。
グループワークではどの班も積極的に意見交換されていたのが印象的でした。グループワークの発表では、「ゆっくりと・安心感を持って・認知症の方の立場になって話しかけることが重要だ」という意見が多く出ました。今後は、高齢化の進展とともに在宅で過ごす認知症高齢者の方が増え、地域全体で認知症の方を見守っていく必要があります。
認知症の方と接する機会は、今までより身近になっていくものと考えられます。あらかじめ、認知症の方と接する場面を想定しておくことで、実際にそのような場面に遭遇した時に、慌てずに認知症の方の立場を考えて対応することができると思います。講演後のアンケートにおいても、「受講して参考になった」「とてもためになった」という意見が多く見られました。
市では、今後も認知症サポーターのフォローアップ講座を実施予定です。また、市内4カ所にある高齢者なんでも相談室(地域包括支援センター)で認知症サポーター養成講座を実施していますので、開催を希望される方は、お気軽にお問い合わせください。
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