ページ番号1016982 更新日 平成29年12月1日
平成29年11月29日(水曜日)、中央公民館で公民館講座「そば打ち体験教室」が開催されました。午前の部には13人、午後の部には16人の方がそば打ちを体験しました。この講座は、新そばの出るこの時期に自分で打ったそばを試食して、残りをお土産に持って帰ることで、ご家族でも食材の旬や日々の食事について考えていただければと開催しています。講師は、手打ちそば無名庵の店主の上原さんにお願いし、プロの技を伝授していただきました。
[画像]写真:手順を学ぶ参加者の皆さん(42.5KB)まず、上原さんが参加者の前でそば打ちの実演を行いました。そば打ちの手順は、1.ふるい2.水回し3.練り4.くくり5.菊練り6.へそ出し7.地延ばし8.丸出し9.四つ出し10.本延ばし11.たたみ12.切り最後に13.そばゆで。その中でも水回しがとても難しい過程だと説明しました。上原さんが工程を説明しながら実演すると、部屋中にそばの香りが漂いました。皆さんアドバイスをメモしつつ、その技を見つめながら分からないところを質問していました。
[画像]写真:水の分量を学ぶ参加者の皆さん(45.7KB)そば粉に含まれる水の量が変わるため、水の分量も季節によって変えなくてはなりません。特に梅雨時期はそばを打つのが難しいと説明がありました。そばのゆで方にも注意が必要で、一度に全てゆでるのではなく、1人前ずつ鍋に入れると味が良くなること、面倒でもひと手間加えると味が格段に上がるので家庭でも試してほしいとアドバイスがありました。参加者は、「今までは面倒だから3人前を一度にゆでていました。これからは気を付けます」とメモを取りながら感想を述べていました。
[画像]写真:そばうちを体験する参加者(43.9KB)また、上原さんは、「ざるそばを食べるときは、まず、つゆを口に含んでつゆの濃さを確認して、どれくらいそばを浸すのがおいしいのか自分で確認してほしい」と食べ方にもアドバイスをしていました。実演が終わると次に参加者がそば打ち体験を始めます。要所では、上原さんから直接手ほどきを受けながら、そば打ちの各工程を体験していきます。先ほどの上原さんのスムーズな工程を見て簡単だと思っていた皆さんは「そばが固まらない」、「麺が太かったり、切れていなかったりして難しい」と、悪戦苦闘していました。それでも参加者同士が手伝って和気あいあいと作業を進めていました。
[画像]写真:そばうちを習う受講者(46.2KB)自分の打ったそばを食べていると、「そば粉の香りがすごい」「自分の中では満点の仕上がりです」「家族のうれしそうな顔を見るのが楽しみです」と楽しんでいる様子でした。参加者からは「自分でそばを打ちたいが、そば粉はどこで買えますか」「一番そばのおいしい時期はいつですか」など、次々と質問が飛び出していました。感想として「自分でも自宅でやりたくなった」、「新そば香り良く、打ち立て、ゆで立て最高でした」などの声が多く聞かれ、好評のうちに講座は終了しました。
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