平成28年7月22日(金曜日)から24日(日曜日)までの2泊3日、野田市にある東京理科大学で「親子科学教室」が開催されました。
この事業は公民館と東京理科大学の共催事業で、毎年この時期に実施しており、毎回楽しい実験や観察ができると好評の講座です。
1日目の講座は、「太陽電池とLEDでエコロジー」と「圧電素子ってなに」というテーマで2つの講座が実施されました。2泊3日の間、参加者はA班、B班に分かれて2つの講座を交代で受ける形式になっています。
「太陽電池とLEDでエコロジー」では、まず液体窒素を使った実験を行いました。細長い風船を液体窒素の中に入れ、風船の中の空気を「急速に冷やす」と風船がしぼむという働きを体験し、続けて電球と発光ダイオード(LED)を液体窒素で冷やすと光り方がどのように変わるか、といった実験をしました。また、太陽電池に光を当てて電気を作る実験をしました。LEDや太陽電池を使うことにより発電時の二酸化炭素の排出を抑えることができるため、地球を守るエコにつながることについても学び、参加した親子は、それぞれの実験による反応に歓声を上げながら何度も体験していました。
もう一つの講座は「圧電素子ってなに」。圧電素子とは、力を加えることで生まれる電気をうまく使う道具のことです。まずはライターがどのような仕組みになっているかを観察し、それぞれに配付した圧電素子との共通点があるか確認をしました。
また、配られた圧電素子を使って、蛍光灯を点灯させたり、圧電素子を利用したLED点灯電子回路を親子で作り、LEDをきれいに点灯させたりして、楽しみながら学ぶことができました。
2日目の講座の「はて、なぜ、モーター&スピーカー」では、モーターが回転する原理を、電流と磁界の関係で説明しました。電気を流して、力を受ける方向をフレミングの左手の法則で説明されると、親子でモーターが回転する方向を予想したり、回転スピードが上がるように工夫したりしていました。
続いては、電流と磁界、振動を応用して、スピーカーを手作りしました。ヨーグルトカップなど、音を拡張させるもので振動を音に変える実験では、「オルゴールの音色が聞こえる」「丸めた紙でもスピーカーになるよ」と参加者が驚いていました。
「みずのふしぎ」の講義では、水にベビーパウダーや洗剤、墨などを落として、きれいな模様を作ります。水の上に紙を乗せると、水に浮かんだ模様がきれいに紙に写りました。続いて、水に浮かべたクリップや発泡スチロールの 船がどのように進むかを観察しました。
最後の「光について調べてみよう」では、コップを使って、光の観察を行いました。参加者が虹色の万華鏡をのぞきこむと「きらきらと輝いてる」と自分で作った万華鏡で楽しんでいました。
この2泊3日の科学教室で体験した実験や観察の中で、参加した親子はたくさんの「ワクワク」や「ドキドキ」を感じたようでした。この体験が子どもたちのこれからの学びへの原動力となることを願っています。
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