家庭教育合同公開講演会「人は、人と関わり人になる〜そもそも子どもって、人間って〜」
更新日 平成28年7月25日

[画像]参加者の写真(43.6KB)

 「今から30秒で、皆さんのお名前の五十音順に並んでください! はい、スタート!」「30秒!?」ほぼ初対面の約70人が一斉に動き出し、自分の名前を言いながら歩き始め、部屋が一気ににぎやかになりました。
 平成28年7月4日(月曜日)、文化会館で開催された公民館の家庭教育合同公開講演会の様子です。講師はNPO法人あそび環境Museumアフタフ・バーバン事務局長・北崎圭太さん。全国各地で、子ども・大人を対象とした遊び・関わりのワークショップ・講演を行っています。
 


[画像]講義をする北崎さんの写真(30.2KB)

 講演を始めるに当たり、北崎さんは「この時間は誰かを責める会ではありません。スマホを使わせるかどうか、外で遊ぶのとゲームで遊ぶのはどちらが良いかという議論になりがちですが、そうではありません。子どもが子どもとして生きる時間がなくなっていないかどうか考えたいのです」と話します。人と関わることを仕事にしているという北崎さん。「人と関わることは面白いし、楽しい。難しく面倒くさいけれど」。子どもが外で遊ばなくなったと言われていますが、まずは自分たちが遊んでみましょう! と名前順並びゲームが始まったのです。
 北崎さんは「皆さん、そもそも、子育てってなんだったっけ? 遊びってなんだったっけ? と考えてください」と問いかけました。子育てはバーチャルではありません。生身の人間と人間の現実の付き合いです。面倒くさいけれど、楽しく、大切なものです。
 


[画像]名前の五十音順に並ぶ様子の写真(42.4KB)

 子どもたちにとって現実のかけがいのない時間はどんな時か? 久しぶりに会うおばあちゃんと一緒にいる時、家族で食事をしている時など身近に多く存在しています。せめて、その時間はスマホやゲームを止めてみてはどうでしょうか。「親も子も、インターネットやゲームに売り渡したくないものを大事にしてください。現実は面倒くさいです。でも面白い。その面倒くさくて面白い現実の“何か”を意識的にやっていきませんか?」。
 近年問題視されているネット・ゲーム依存かどうかを見極める簡単な方法があります。「なきゃないで過ごせるかどうか」だそうです。人は人と関わり人となる。人は人と関わらないと人になれない。大人も子どももインターネットに夢中になっている時代ですが、「大切にしておきたいもの」を考えるきっかけとなりました。
 



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