おおたかの森センター 子育て支援講演会「学校と一緒に安心して子どもを育てよう! 」
更新日 平成28年5月9日

[画像]多賀一郎さんの写真(54.3KB)

 平成28年5月8日(日曜日)、ゴールデンウィークの最終日の母の日に、おおたかの森センターで無料の子育て支援講演会が開催されました。講師は、30年以上の現場経験を経て、全国で「親塾」を開き保護者の相談にのったり、公私立小学校で先生の指導助言や育成にあたったりと、精力的な活動をされている多賀一郎さんです。
 今回多賀先生のお話を聞くために会場に集まった方々の約三分の一が、近隣の小・中学校の現役の先生でした。若い先生たちが熱心にメモをとられ、真剣なまなざしで聞き入っている姿がとても印象的でした。先生が毎日子どもの成長に一生懸命向き合っている様子が伝わり、会場に同席していた保護者の方々もきっと頼もしく感じられたのではないでしょうか。
 


[画像]講座の様子の写真(63.7KB)

 「学校の先生は白馬の騎士ではありません。ごく普通の真面目で良心的な方がほとんどです。先生にも生活があり、家庭があり、悩みも苦しみもあります」この一言で、会場にいた保護者と先生の距離がぐっと縮まったことは明らかです。
 新学期に入りクラス替えにドキドキしている子ども以上に、担任の先生は誰かしら?とソワソワしていらっしゃった保護者の方は多いのではないでしょうか。今年の担任は「あたり」「はずれ」なんて言う言葉をときどき耳にしますが、「良い先生」「悪い先生」を感覚的な好き嫌いで判断していませんか。
 


[画像]公演中の多賀先生の写真(54.0KB)

 先生には、大きく分けて「1番目:完璧主義タイプ」からはじまり、「10番目:熱血タイプ」まで10パターンの方がいるそうです。それぞれのタイプ別に、保護者の方がその先生とどのように付き合ってゆけばいいのかを、ユーモアたっぷりにアドバイスしてくださいました。
 「なるほど、学校に電話をかける時にはこんな言い方があるのか」「“みんなにいじめられた”と泣くわが子の救いを学校に伝えるときに気を付けることは、これだったのか」など、保護者には納得のいく話がたくさんありました。
 


[画像]サインをする多賀先生の写真(57.1KB)

 また、学年ごとの子どもの違いを生活と学習の両面において理解することで、子育ての戸惑いが軽くなることを詳しく教えてくださいました。心と身体は切っても切れない関係にあり、体の成長が心に影響を与えているからです。小学生と一言で言っても、1年生と6年生では全く異なる成長過程にいるのです。
 先生と保護者が同じ方向を向いてベクトルを伸ばし、ひっぱってゆけば対角線上の子どもはグンとまっすぐ伸びてゆきます。これは、数学の世界だけではないのですね。最後に多賀先生から保護者の方へ、「一人で悩まなくても、子育ては先生と一緒にできます! そうすることで一番の勝者となるのはあなたの子どもです!!」と強いメッセージが贈られました。
 



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