平成28年5月5日のこどもの日、大小200匹もの鯉のぼりが風に泳いで坂川を彩る宮園でEボート乗船会が開催され、85人が“坂川クルーズ”に参加されました。
　乗船した幼稚園児、小学生に混じった両親などの大人は、まずインストラクター役の流山カヌー協会のメンバーから、パドルの持ち方、漕ぎ方から安全についての簡単な講習を受けて乗船。東洋学園大学に沿った坂川を鰭ヶ崎まで進んでUターンして宮園水辺公園に戻る約1キロのコースを堪能しました。

　乗下船場所の宮園では“泳げ！ 鯉のぼり”のカラフルな鯉のぼりが風に乗って泳いでおり、ボート乗船者たちは水面からそれを仰ぎながら船を進めるという楽しい体験をしました。乗船した男性は「上から普段見ているのと違った景色で楽しかった」と感想があり、小学2年生は「楽しくて、何度でもやりたい」と話していました。また、40代の女性は「周囲に緑がいっぱいあるのに、川にゴミが目立ったのが気になった」と、さらにきれいな川にしてほしいと要望していました。

　乗船会は、地域の活性化と水辺環境の維持の活動を行なっているボランティア団体「市民の会」（みやぞの池と坂川を活かしたまちづくり市民の会）の主催で行われました。同会では、このイベントを将来的に“坂川の風物詩”に育てて、地域住民が河川環境やその水質に関心を持つ機会を予定しているとのことです。

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