めだかの会が河川清掃
更新日 平成28年5月2日


めだかの会 「こがわ」をきれいに

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 4月29日(祝日)、江戸川に沿って南北に流れる今上落し、通称「こがわ」をしじみや魚が捕れるきれいな川によみがえらせようと、地元ボランティアグループ「めだかの会」(嶋村修代表)が河川清掃を行いました。この日は強い風が吹く中、地元の加岸自治会や子ども会、消防団第3分団、地元地域有志が参加。朝9時、嶋村代表の開会あいさつに続き、加岸自治会の根本守会長が「毎年恒例の行事となりましたが、けがをしないよう気を付けて作業してください。決して無理はしないでください」とあいさつされました。


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 14年目を迎えるこの活動は、前代表の故・森淑浩さんが、ごみで汚れていた「こがわ」を昔のように子どもたちが川に入って遊べるようにしたいと、平成15年に「めだかの会」をつくり河川清掃を始めたもので、初年度は春秋の2回、以降は毎年4月29日に実施し、今回で15回目となります。集まった57人の参加者は、川の中でごみを回収する班と、土手や遊歩道のごみを拾う班に分かれて作業を開始。富士橋から小谷橋までの周辺、約1.5キロメートルを清掃しました。


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 子ども会の皆さんは、富士橋から小谷橋までの川沿いの道を、子どもたちの歩幅に合わせて歩きながら、丁寧にごみを拾っていました。3回目の参加となる黒須牧子さんと千葉映梨さんは「子どもたちが張り切って探していますが、今年はごみが少ないです。でも、川がきれいなるのは良いことですね」と話されました。また、地元に住む田原栄一さんは2人のお子さんと初参加。小学4年生の長男・悠生(はるき)君は「入れ歯が落ちていたよ」と笑いながら話してくれました。


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 一方、胴長靴を履いて「こがわ」に入った消防団などの皆さんは、とび口やごみ袋を手に、ごみを拾いながら歩き難い川の中を進みます。以前は、拾ったごみを載せるボートや、それを吊り上げるためのクレーン車などの機械を使っていましたが、近年はごみの量が減少傾向にあることから、すべて手作業で行っています。時折冷たい風が吹き抜ける中での作業でしたが、川から上がった皆さんの顔には、泥や汗が流れていました。


[画像]集められたごみの写真(125.9KB)

 集められたごみは約1トン弱。水槽や工事用コーンがありましたが、昨年と比較して、空き缶・びんは大幅に減っており、ごみ全体の量も減っているように見えました。例年参加されている皆さんは「河川清掃を始めた頃は、洗濯機や冷蔵庫などが捨てられていたこともあった。ここ数年は枝や木くずなど自然のものが多く、ごみの量も確実に減ってきています」と話されました。午前11時頃、ごみが分別され作業は終了。嶋村代表から「ごみを拾う心、捨てない心が、美しい自然を取り戻すことにつながります。皆さん、お疲れさまでした」とお礼の言葉が贈られました。



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