運河塾
更新日 平成18年8月22日


運河塾「農業を生かした里山の保全」

[画像]農業を生かした里山の保全について講演(8.5KB)

 平成17年8月20日(土曜日)、北部公民館で運河塾「農業を生かした里山の保全」が行われました。利根運河の生態系を守る会(田中利勝会長)が主催して行われたもので、約30人が参加しました。12回目となる今回は、講師に八王子・日野カワセミの会会長や多摩川流域ツバメ集団塒調査連絡会代表世話人などとして活躍されている粕谷和夫さんをお招きし、実際の調査活動や保全活動の体験から自然との共生などを学ぼうと開催されました。 


[画像]農業を生かした里山の保全について講演(13.0KB)

 粕谷さんは八王子が約30校にものぼる大学の移転や流通団地、住宅などの開発によって里山が減少しつつある現状を説明したうえで、ツバメの巣マップの作成やサシバの渡り調査などローカル性の強い活動を地道に続けているデータを披露し、「地元の自然は地元の人々が守らなければいけない」と訴えました。特に20年前から浅川流域の野鳥観察などを続け、地元の小中学校に招かれ、児童生徒や保護者を対象にした授業でも要請が多くなったことを紹介し、自分たちだけの活動に終わらせるのではなく地域に広げ、定着させることの重要性を強調しました。


[画像]絵地図「利根運河」(20.3KB)

 利根運河の生態系を守る会は、里山的な景観をいまに残す利根運河周辺の豊かな自然環境と、生態系を守りたいと考える団体や市民の皆さんによって平成11年10月に設立されました。年4回の観察会と2月・8月の運河塾などが企画され、生物との共生空間の提案や郷土の豊かな環境の保全活動を楽しみながら活動が続けられています。会員は約130人。「歩いて見よう!利根運河」という季刊の機関紙を編集発行しているほか「江戸川・生きもの小図鑑」(田中利勝著・自然通信社950円)や絵地図「利根運河」(小瀧康男著・共生プランニング500円)など、会員の調査資料の発刊なども盛んです。同会に関するお問い合わせは新保國弘さん04−7154−6746



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