ここまで進んだ療育支援
更新日 平成17年11月17日


医療、福祉、教育などの垣根を越えて 療育支援の現場の声から理解の輪を広げるパネルディスカッション 

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 平成17年11月15日(火曜日)、初石公民館で「ここまで進んだ療育支援」と題したパネルディスカッションが開催されました。会場には、療育に関係する福祉や教育の枠を越えた関係者ら150人が参加、障害を持つ子どもたちを支援する流山市独自の体制などについて共通理解と研鑽を図りました。この研究会は、流山市医師会(佐藤憲尚会長)と流山市の協働により実施されたものです。


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 夜7時からの開催ということもあり、仕事帰りの公・私立保育園の保育士や小・中学校や養護学校の教師、医療関係者など150人が参加しました。従来は、専門家を招いての講演会方式で開催していましたが、今回は、教員や保健師など現場の職員が集ってのパネルディスカッション形式で行われました。


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 当日は、心身の発達や成長に心配のある子どもたちの診療に長年、取り組んでいらっしゃる小児科医の小泉信彦医師をコーディネーターに、保健センターでの乳幼児健診から、つばさ学園での療育相談と指導、幼児ことばの相談室、就学指導を担当する教育委員会が、それぞれの立場から事業内容や実際の支援の内容や課題などについて意見交換しました。


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 とかく縦割りになりがちな行政にあって、医療も、教育も、福祉も、一人ひとりの子どもたちに対して、共通認識を持って、その子どもにとって最適な支援方法を探っていこうと行われたものです。たとえば、障害を持つ子と健常児とを一緒に保育する「統合保育」では、保護者の就労の状況などに関わりなく、子どもの成長のために入所可能にするなど、流山方式の療育体制づくりは、市医師会の理解・支援などによって確立され、各方面から注目されています。


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 この日、会場にいらした佐藤医師会長は、「きょうは、それぞれの分野で、全力で取り組まれている内容を詳しく知ることができました。これまで多くの成果を上げてこられたのも、皆さんのご理解があったからです。子どもたちのために、さらに、支援の輪が広げていきましょう」と参加者に呼びかけました。



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