景観まちづくりシンポジウム
更新日 平成17年11月21日


景観まちづくりシンポジウム 200人が参加し、流山の新たなまちづくりを考える

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 平成17年11月20日(日曜日)、東洋学園大学で「流山景観まちづくりシンポジウム」が行われ約200人が流山の景観について話し合いました。つくばエクスプレスが開業し、流山市ではこの都心直結鉄道を生かしたまちづくりが進められています。こうした新しいまちのイメージづくりや、個性ある景観の維持・保全など、市全体の景観まちづくりの考え方を明らかにするため、市では、公募による市民と協働して「流山市都市景観形成基本計画」の策定を進めています。その一環として、本市の景観の特徴や問題点と今後のあり方について、広く市民の皆さんと考えるシンポジウムを開催したものです。


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 当日は、「景観は、まちの価値を上げる」と題した日本大学理工学部・横内憲久教授の基調講演をはじめ、流山景観デザイン市民協議会の松尾次郎さんによる活動報告などが行われ、写真を示しながらまちにあふれる看板や建物の色などについての意見が発表されました。また、パネルディスカッション「まちの価値を上げる景観を考える」では、横内憲久教授をコーディネーターに、東洋学園大学・阿部一教授をはじめ流山景観デザイン市民協議会・成岡茂代表、井崎義治流山市長が参加し、会場との意見交換なども行われました。


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 横内教授は、景観のどこに着目するのか、景観を知り、伝えるためにはどのような手段を持つのか、景観を持続的に担保する制度をどのように考えるのかといった課題を参加者に投げかけました。この中で、ミチゲーション制度と呼ばれるアメリカの開発と保全が共存できる仕組みを紹介し、景観づくりの担い手は市民の皆さんであると呼びかけました。


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 東洋学園大学の阿部教授は、高度経済成長時代にはエントツが活気の象徴的な好ましい景観だったし、超高層ビルを威圧的と見るか、好ましい発展的景観とみるかは時代背景や嗜好によって左右されるが、緑や森は高級住宅街のシンボルであることは世界共通であるとしたうえで、オープンガーデンなどが盛んな流山では、一歩進めて、ガーデニングや畑づくりが家族で楽しめるまちづくりを打ち出し、環境教育などで大学がお手伝いできる部分があればぜひ一緒にまちの価値を高めていきたいと語りました。



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