子育てサロンコンサート
更新日 平成17年12月13日


子育てサロンコンサート「子どもたちに愛と夢を」 オカリナの音色に700人

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 平成17年12月10日(土曜)、文化会館大ホールで、「子どもたちに愛と夢を」を題した子育てサロンコンサートが行われ、乳幼児を連れた若い家族ら約700人がオカリナの音色を楽しみました。子育てサロンコンサートは、子育て中は、生の音楽鑑賞は無理と諦めがちなお母さんやお父さんに、赤ちゃんがぐずっても、リズムに合わせて踊っても、演奏に合わせて歌っても、隣の席で授乳していても、オムツを替えに途中で入退場しても、お客も、奏者もお互いに気にしない約束のアットホームなコンサートです。


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 今回は、オカリナゆめコンサートという副題がつけられたコンサート。オカリナ演奏と言うと、個人または数人のグループを連想しがちですが、ホールの緞帳があがると、なんと舞台には53人ものオカリナ奏者が正装で並び、オカリナオーケストラといった雰囲気に、客席からも思わず「わあーっ」と驚きの声があがりました。ステージには、ボランティアの皆さんが前夜から準備したという風船や万国旗、ポインセチアの鉢植え、クリスマスツリー、ぬいぐるみなどが並び、ステージはさながらおもちゃ箱といった様相。初めての場所に来た子どもたちに緊張させないように工夫されたそうです。


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 出演は、「音楽の陽だまり」。流山市民を中心に常磐線沿線のオカリナ愛好家の集りで、流山、松戸以外に茨城県内からも駆けつけ53人の大所帯となりました。「こんな大きな舞台での演奏会は初めてです。流山はいろいろなことをやらせてくれる素敵なまち」と感激した面持ちで感想を聞かせてくれました。発表の場を求める若い奏者と、鑑賞の場を求める子育て中の若い保護者それぞれに無償で場を提供できるのは、奏者も無償で出演し、多くの公民館利用者がボランティアで舞台の飾り付けやビデオ撮影などをしてくれるなど地域の力を結集できるからです。


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 舞台は4部構成で、オカリナ演奏や人形劇、アコーディオンとバイオリンのデュオ、歌とピアノ演奏、クリスマスソングなどが盛り込まれました。最後は、乳酸飲料の空容器でボランティアがあらかじめ作っておいた手づくりのマラカスをサンタクロースが子どもたちにプレゼント。マラカスを貰った子どもたちは舞台にあがってオカリナと一緒に演奏に参加しました。ステージと客席がひとつになったあたたかなコンサートに、プライベートで聴きに来ていた井崎市長は「私が子育て中はこうした場がなくて苦労しました。きょうは、思いっきり楽しんでください」と来館者に呼び掛けました。約2時間のコンサートの最後は、「ふるさと」を会場全体で合唱しましたが、ステージや譜面台などに飾られていた風船をはずして子どもたちにプレゼント。舞台にあがった子どもを撮影するお母さんや、風船を受け取るお父さんなどほほえましい光景が見られました。


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 やわらかな音色のオカリナが優しく皆さんの心を包んで、忙しい日常からほんの少し、心静かなひとときに浸った土曜の午後。ロビーでは、「ハンドメイドオカリナ」の著者で、オカリナ製作者・鈴木のぼるさんが、手づくりのオカリナを展示し、子どもたちに体験演奏させるなど、聞くだけ、見るだけではなく、触れて体験できるコーナーも設置されました。コンサートを聴いて「私も始めようかしら」という保護者の皆さんも集っていました。



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