すず虫交換会
更新日 平成18年8月7日


すず虫2万5千匹で交換会 流山の夏休みの風物詩として定着

[画像]中央公民館ですず虫交換会(16.6KB)

 8月5日(土曜)、中央公民館で、すず虫交換会が行われました。これは、流山すず虫の会(坂本ヒロ子事務局長)が毎年、この季節に公民館で開催しているものです。当日は、飼育ケースを持ったすず虫ファン約110人が参加し、約2万5千匹のすず虫を囲んで達人の飼育体験談などを熱心に聞いていました。


[画像]すず虫をじっと見つめる子ども(12.5KB)

 昭和48年に「流山にすず虫の音色を復活させよう」と、観光協会が中心になって江戸川堤や総合運動公園などで「すず虫放虫の夕べ」を開催。昭和60年からは、すず虫放虫も含めたさまざまなイベントを行う「市民の夕べ」になり、平成になって、放虫だけではすず虫は増やせないと「流山すず虫の会」が発足し、交換や無料配布などを行うようになったものです。すず虫は、同じ所での交配は避けた方がよいことから、飼っている人同士での交換会を行い、交換できる人を増やそうと無料配布も始めたそうです。 当日は、飼い方のコツなどについて情報交換なども行われました。


[画像]すず虫を交換し合う市民も(15.8KB)

 ことしは春が寒かったこともあって例年よりも発育が遅いそうで、流山市加の坂本事務局長さん宅では、「例年より1週間ほど遅く6月10日頃卵が孵化しました」とのことですが、機密性が高く温かなマンションでは少し早かったとのこと。江戸川台小6年の石田ちなつさんは、祖母のかづ子さんが飼っていたすず虫を持って参加、「夏休みの自由研究にはしませんが、すず虫の鳴き声は大好きです」と語っていました。


[画像]すず虫(11.8KB)

 野々下の自治会のように夏祭りで子どもたちに配りたいという役員さんもいらっしゃいました。また、東初石の渋谷季吉郎さん(74)はすず虫を飼って20年ほどのベテランでことしは、約1万匹を持って参加されました。鈴のように澄んだ鳴き声から、その名前がついたすず虫は、羽を立ててこすり合わせ、あの涼しげな鳴き声を出しています。すず虫の鳴き声があちらこちらで聞こえてくる町にしたいものです。



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