流山おおたかの森駅で、同駅開業1周年を記念し「駅コンスペシャル『サマー・ファンタジア2006』」が8月18日（金曜）夕方から行われ、約8000人がジャズやロックを楽しみました。同駅南口の広場に、1000席のテーブルや椅子をセットしたおしゃれなオープンカフェが出現。ソフトドリンクやアルコール類、スイーツや軽食などを用意して、くつろぎの場所と時間に「おおたかの森がシャンゼリゼ通りに変身したようだ」という声も聞かれました。

　前日まで台風の進路が心配された天候でしたが、井崎市長やUR都市再生機構勝見所長のテープカットでガス風船が真っ青な大空に吸い込まれていきました。ガス風船は自然にかえる環境に配慮した材質で、夏の風に乗って花の種をどこかへ運んで行きました。

　来春3月オープン予定の仮称流山おおたかの森ショッピングセンターの工事現場前に設けられた特設ステージでは、全国トップレベルの柏市立柏高校吹奏楽部の演奏や、ジャズ・ロックコンサートなどでにぎわいました。参加者からは「また、開催してほしい」などの声も聞かれました。辺りを闇が包むころには、各テーブルに置かれたキャンドルに火を灯し、真夏の夜の幻想的な光空間に。広場の木々には電飾も灯されステージを盛り上げました。

　来年メジャーデビューが予定されている若手実力派女性アーティスト Katのポップロックコンサート の後は、ご存知日本ロック界の大御所、ミッキーカーチスのロックコンサート。バックを固めるのはおおたかの森バンド。ステージのすぐ前で汗びっしょりになって踊る往年の若者のツイストは、手にしたウチワのせいか、「ツイストと言うより阿波踊りのようだ」という感想も聞かれました。

　ステージの合間などには、おおたかの森パフォーマーズによるアートバルーンやパントマイムなどがオープンカフェ会場のあちこちで繰り広げられ、ステージ転換中も飽きさせない工夫が凝らされていました。NHK連続ドラマにレギュラー出演し人気のチンドンバンド「ユーステージ」が、「オーシャンゼリゼ」を奏でながらテーブルを縫って会場を練り歩くと一緒に写真に収まる家族連れが殺到しました。また、東武線のマスコットキャラクター「とぶっちくん」も登場し、チビッ子たちに人気でした。

　次回の流山おおたかの森駅コンサートは、9月29日（金曜）19時〜20時30分、流山おおたかの森駅自由通路で、クラシックあり、ポピュラーあり、子守歌ありの親しみやすいコンサート。「ご家族でゆったり秋の夜長をお楽しみください」と駅コン実行委員会（宮原哲也委員長）は語っています。出演は「音楽は世界の共通語」と生の音楽を通し国際交流を行っている「ソリスタス デ　トーキョー　トリオ」と坂井俊博（トランペット）。演奏曲目はトランペットボランタリー、ハンガリアンダンスなど。お問い合わせはマーケティング課04−7150―6308へ。

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