平成18年8月24日、クリーンセンターで、流山市内の農業関係者などを対象とした「流山市認定農業者連絡協議会講演会」が行われました。これは、流山市の農業経営者で構成される流山市認定農業者連絡協議会(高城勲会長)の主催で市内農業の活性化を図ることを目的に行われたもの。講演会は一昨年には俳優・藤村俊二さん、昨年は元プロボクシング世界チャンピオン・柴田国明さんを迎え、食に関する講演をいただいています。
今回の講演会には第59代横綱隆の里(現鳴戸親方)にお越しいただき、「努力と忍耐の人生〜考える力を養うチャンコ鍋〜」と題した講演をいただき、100人を超える参加者が、鳴戸親方の温かい人柄が偲ばれる軽妙なトークに聞き入りました。10代のころに、父と妹を次々に亡くし、酒におぼれ、糖尿病になった鳴戸親方の、食の大切さに気付き横綱に上り詰めるまでの話や、優勝決定戦でたびたび対戦した千代の富士関との対戦の裏話など、笑いあり、涙ありの充実した講演会でした。
鳴戸親方は、昭和58年に第59代横綱に昇進。その年の秋場所で、新横綱として15戦全勝優勝(新横綱の全勝優勝は昭和13年の双葉山以来45年ぶり、15日制定着後初の快挙)を成し遂げ、引退までに4度の幕内優勝を果たしました。現在は、松戸市に部屋を興し後進の指導に当たっています。
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