利根運河に深紅の曼珠沙華
更新日 平成18年9月4日


利根運河に深紅の曼珠沙華 昨年ボランティア100人で植樹した約8万株

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 利根運河水辺公園の周辺の曼珠沙華が咲き始め、斜面は深紅に染まっています。昨夏、早朝から利根運河堤でボランティアの皆さん約100人の手で植栽したものです。昨年8月、利根運河の運河水辺公園周辺で、「秋の彩の創造」と題された曼珠沙華の植栽会が行われました。これは、利根運河が「観光立県千葉モデル推進事業」のひとつとして指定されたことを受け、利根運河観光地づくり検討委員会(遠藤育夫委員長)や市観光協会(石井享会長)などが中心となって、「花と緑のボランティア」をはじめとする市民約100人のボランティアが参加して行ったものです。


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 植栽は、運河水辺公園土手沿いの道に沿った傾斜地にあけられた直径15センチメートル、深さ5センチメートルほどの穴に、約10個ずつの球根を埋めていくもので、約8万個の曼珠沙華の球根が2時間かけて丁寧に植えられました。参加したボランティアの方は、「斜面なので足が疲れて大変だった。でも、何年も咲く花だから自分の植えたところを覚えておいて、毎年見に来ます」と、ことしの開花を楽しみにしていました。


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曼珠沙華はいわゆる彼岸花。その名のとおりお彼岸の時期に咲き、一度根付くと数十年咲き続けると言われます。鮮やかな深紅は遠目にもよく目立ちます。新川耕地で黄金色に実った稲、江戸川堤から見上げる高い雲、満開の曼珠沙華と、市内には秋を謳いあげる風物詩がいっぱいです。田んぼの畔で多く見受けられるのは、根が強いと言われる曼珠沙華で畔を保護しようという農家の知恵と願い。


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 秋の曼珠沙華をはじめ四季折々に生活を彩る風景を見せてくれる利根運河。その利根運河が、9月1日、社団法人土木学会(濱田政則早稲田大学教授・会長)本部で「選奨土木遺産」に認定されました。利根運河のゆるやかな曲線を描く水辺と谷津や台地の緑が織り成す自然の多様さや美しさは首都近郊随一のもの。初秋の一日、利根運河を散策するのもいいですね。



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