平成18年9月29日の金曜日の夜、つくばエクスプレスと東武野田線が交差する流山おおたかの森駅自由通路で駅コンサートが開催され、約1000人の音楽ファンが秋の夜長をクラシック音楽鑑賞で楽しみました。流山おおたかの森駅コンサート実行委員会（宮原哲也代表）の主催で9回目を迎えた今回は、クラシックあり、ポピュラーあり、子守歌ありの親しみやすいコンサートでした。

　出演は「音楽は世界の共通語」と生の音楽を通し国際交流を行っている「ソリスタス デ　トーキョー　トリオ」と坂井俊博さん（トランペット）。　ソリスタス デ トーキョー トリオは、1996年に設立された日本メキシコ移住100周年公式親善弦楽合奏団のコンサートマスター安部慶子と首席チェリスト崎野敏明にピアニストの富山紀美子が加わり、2001年に結成し、活動を始めました。

　コンサートホールでの演奏のみならず、幼稚園、学校、老人ホームなど全国各地からの招きに応じ、楽しいお話と演奏で「演奏者と聴衆が共に音楽空間を創る喜び」を提供しています。チェロ奏者の崎野さんが市内にお住まいということもあって開演2時間前から待ってくださるファンもいらっしゃいました。

　トランペットを聴かせてくださった坂井さんは、カッセル国立歌劇場オーケストラに入団、トゥーロン、ジュネーヴ両国際コンクールに入選、ボルドー音楽祭にて銅メダル受賞し、現在は東京芸術大学付属高校講師としてもご活躍です。4人とも東京芸術大学卒という共通点を持った方々ですが、楽しいお話を交えて親しみやすいステージを展開。客席から花束の贈呈やアンコールの拍手がなりやまいないほど盛り上がりました。この日の演奏曲目はトランペットボランタリー、ハンガリアンダンスなど15曲でした。

　流山おおたかの森駅の開設を機に、昨年10月から始まった駅コンサート。ちょうど10回目を数える次回は、開催1周年を記念して毎回好評のジャズコンサートを行います。若手ジャズシンガーの渡辺明日香さんをボーカルに迎え、心に響くスタンダードナンバーをお届けします。10月19日（木曜）19時〜20時30分、流山おおたかの森駅自由通路で渡辺明日香（ボーカル）、吉岡秀晃（ピアノ）、横山裕（ベース）、植村良高（ドラム）の出演で演奏曲目は「酒とバラの日々」、「枯葉」、「オーバー・ザ・レインボー」など全12曲を予定しています。入場無料、申込不要です。お気軽にお出掛けください。お問い合わせはマーケティング課04−7150―6308

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