禁煙講座
更新日 平成19年3月7日


禁煙への支援を考える講座 ポイントは、「愛」をもって「共に考える」

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 未成年者に接する機会があり、禁煙活動に興味のある市民・職員を対象とした禁煙講座が、平成19年3月1日(木曜)、保健センターで開催されました。この講座は、健康増進事業の一環として市が毎年開いているもので、タバコをやめたい方や、家族に禁煙を勧めたい方、地域で禁煙活動に取り組んでいる方や未成年者に関わる職員など、23人がたばこと青少年の健康の関係などを学びました。


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 講師には、日本禁煙学会禁煙専門医で、東葛病院禁煙外来を担当されている星野啓一医師をお招きし、喫煙者の認知状況や、喫煙をやめさせるための具体的支援の取り組みについて、専門的でありながらも分りやすいお話をうかがうことができました。


[画像]講師の星野医師(14.5KB)

 講座の初めに、タバコは嗜好品であると思われがちだが、実際は、喫煙者は「治療対象」となるニコチンの「依存症」である、と解説されました。ニコチンは、自己意思では管理できない脳の深い部分に作用して、認知のゆがみをもたらす、強い依存性のある物質であるということです。本人はタバコを吸うとリラックスできると思っていても、実際はニコチンが切れてイライラしていた状態が改善されただけで、タバコがない人生など考えられない!と認知のゆがみをおこしてしまっているそうです。


[画像]23人が参加(18.2KB)

 そのため、禁煙したい人に対しては、やめられないということを責めずに、「どうしてそう思うの?」と、自分の考えがゆがんでいることに気づかせるような問いかけをすることが効果的とのことです。その際、支援者は愛情を持ってあきらめずに共に考えていくという姿勢が大切だと、強調されました。また、未成年の喫煙者は、吸いたくて吸っているわけではないことが特徴であり、喫煙してしまう背景を考えて、家庭を含めた集団での取り組みが必要であるということでした。


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 保健センターの課長は、過去2回、星野先生の講演をきっかけに、1昨年より40年間のヘビースモーカー人生から脱却しました。禁煙成功者から感謝されることが一番嬉しいし、だから禁煙支援はおもしろい、と星野先生は語られました。参加者の皆さんも、熱心に耳を傾けたり質問を積極的にしたりと、真剣に禁煙支援について考えていました。



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