12月21日、西深井にあるサンコーテクノグループ株式会社スイコーの小溝剛社長が市役所を訪れ、放射線量測定器300台を市に寄贈してくださいました。寄贈いただいたのは、メディキタス社製のBELL-ME　CK6という製品で、シリコン半導体検出器により積算放射線量と空間放射線量の同時測定が可能な放射線量測定器です。今回は、仕事上のお付き合いのある株式会社スイコーと株式会社メディキタスの2社から寄付の申し出を受けたものです。測定器のほかに、データを管理するソフトもついており、簡単にパソコンで測定結果を管理できるそうです。

　株式会社スイコーは、電子機器の開発から各種プリント基板の設計・製作を手掛ける会社で、西深井の流山工業団地内に本社と工場があります。小溝社長は、「今後の放射線量測定に役立ててください」と井崎市長に測定器を手渡しました。井崎市長は、「学校や保育所など、子どもの多く利用する施設の除染は終了し、公園や民有地についても年度内には作業を終える予定ですが、まだまだ市民の間では、放射能に対する不安は残っています。市民の安心のためにも、いただいた測定器を有効活用していきます」とお礼を述べました。

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