初めての「一芸名人劇場」
更新日 平成26年3月24日

[画像]進行を務めた流山が生んだ若手お笑いコンビ「コンパス」のおふたり(99.8KB)

   テレビ界で伝説の名番組「花王名人劇場」に出演されていた奇想天外珍芸奇芸が勢揃いする「一芸名人劇場」が、東京演芸協会と社団法人漫才協会という二大協会の協力を得て3月23日(日曜日)、流山市生涯学習センターで開催され、小学生から中高年者まで多くのファンが3時間のステージを楽しみました。チャンバラあり、野菜演奏あり、風呂敷芸あり、マジックあり、形態模写あり、ボードビルショーあり、そしてお笑いありの演芸大会です。


[画像]ヘルメットに作業服姿で登場した、やまけいじさん(112.4KB)

   幕開けは、客席から突然「工事現場からの帰りです」とヘルメットに作業服姿で登場した、やまけいじさん。やまさんは、東京都認定ヘブンアーティストで、コミックボードビルショーで盛り上げる国立音楽大学講師。この日は、客席も巻き込みながら身体全体を使った楽器演奏で「草競馬」などを披露。プロデューサーは、「花王名人劇場」を制作され「笑いと健康学会」の澤田隆治会長です。澤田会長は、「腹の底から声を出して笑って健康になりましょう」と客席に呼び掛けました。


[画像]パーラー吉松さん(99.4KB)

  二番手で登場したのはパーラー吉松さん。当日は大相撲の千秋楽ということもあって若乃花や北の湖、水戸泉など有名力士の物真似からソチオリンピックフィギュアスケート日本代表の浅田真央選手の形態模写などで笑わせます。世界の民族舞踊では、「男の人生」と題した不思議な雄叫びと踊りでお客様も巻き込んでの熱演に会場は爆笑の渦。お友達と初めて参加した流山小学校2年生の小林龍毅くんも「大人の人が多かったけどすごく楽しかった」と感想を聞かせてくれました。


[画像]はやのみこみさん(93.2KB)

  次に登場したのは、はやのみこみさん。「ほんじゃまぁ〜の帽子」の芸で茶の間の人気者だった故・早野凡平師匠の一番弟子となり、カラフルな風呂敷で次々と色々な形を作る風呂敷漫談を確立された芸人さんです。風呂敷一枚で花嫁や忍者などに次々と変身しました。休憩時間には、風呂敷でリュックを簡単につくる方法は?」「風呂敷で洋服がつくれるって本当ですか?」というお客様の質問に答えてロビーで丁寧な実演指導をされていました。


[画像]サムライ日本の三人組(96.0KB)

  前半のトリを飾ったのは、サムライ日本の三人組。本格的な殺陣と多彩な武器を駆使して愉快なチャンバラコントを展開。この日は、槍と刀の戦いや武田節の舞いなども披露。小中学生も声をあげて大笑いです。サムライ日本のファンで千駄木からいらした森江トシ子さんは「何度同じネタを観ても笑ってしまうのは“間”を大切にした芸の力」と舞台を絶賛していました。


[画像]マジック千秋さん(95.4KB)

   中入り後を挟んで、第2部はマジック千秋さん。ダンディなルックスから醸し出す円熟味を増した舞台を繰り広げます。日本奇術協会の会員でもあるベテランのマジシャン。オリジナルマジックは多彩で日本はもとより世界のコンテストで受賞を重ね、近年はショーアップしたイリュージョンが大好評。この日は、お客様に舞台に上がっていただいて一緒にお札の手品をしたり、アシスタントのマキさんを空中に浮かべたりとベテランの味で楽しませてくれました。


[画像]東京演芸協会・はたのぼる会長(90.7KB)

   そして、東京演芸協会・はたのぼる会長の登場です。はたさんは、尺八漫談を得意とし、サツマイモなどに穴をあけ笛のように吹くベジタブル演奏パフォーマンスは他の追随を許さない名人芸。1981年、 ロンドンで開催された「一芸名人世界大会」で準優勝。この日は、水道管演奏やゴムホース演奏に加え、福島産のニンジンに穴をあけての演奏も披露。ことし87歳のはた会長は、「きょうは初めてのお客様が多い。二度、三度足を運んでいただき、こうした芸の本当の楽しさをじっくり味わっていただきたい」と語っていらっしゃいました。


[画像]チャーリーカンパニーのおふたり(90.0KB)

  大トリは、伝統の浅草芸をいまに伝えるチャーリーカンパニーのおふたり。大宮デン助劇団出身の日高てんとツッコミ担当の菊地じんは、社会問題や時事問題を扱う風刺コントが得意。この日も、国会議事堂を舞台に、鉢巻にニッカポッカ姿で理屈をこねる日高さんと、まじめな警備員役の菊地さんの掛け合いが絶妙。辛口の社会批判もおおらかな笑いに包み込んでネタにしてしまいます。


[画像]「一芸名人劇場」(96.7KB)

  オープニングからエンディングまで進行を務めたのは流山が生んだ若手お笑いコンビ「コンパス」のおふたり。ボケ役の西本宏一さんと、ツッコミ役の中島和彦さんの新人漫才大賞受賞コンビです。西本さんの地元流山でJCNコアラ葛飾の「コンパス」の名を冠した番組2本にレギュラー出演する一方、中島さんの故郷・富山でも富山テレビにレギュラー出演中の人気コンビ。おふたりは、「汗を流す芸を私たち若手も見習わなければ」と、きょうの舞台を締めくくっていました。


[画像]「笑って健康!お笑い大行進35」(63.3KB)

   次回の「笑って健康!お笑い大行進35」は、ご家族でゴールデンウィークを楽しんでいただこうという企画です。4月29日(祝日)13時30分から流山市生涯学習センターで開催。出演は、春風こうたふくた、Wモアモア、ビッグボーイズ、田淵岩夫、幸助・福助、チックタックブーン、カントリーズ。チケットは、一般2,500円/友の会2,000円/高校生以下500円(全席指定、電話予約好評受付中)。ベテランから若手まで幅広いお笑い芸人が集結します。お気軽にご参加ください。お問い合わせは流山市生涯学習センター 04-7150-7474へ。



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