能登と流山の子らが文化交流
更新日 平成25年7月25日


中庭に太陽を〜姉妹都市・能登と流山の子らが文化交流

[画像]後田教育長が能登の子どもたちを歓迎(22.1KB)

 夏休みが始まりました。流山市生涯学習センターでは、夏休みに子どもたちやご家族連れが参加できるさまざまなワークショップを企画しています。7月24日(水曜)朝9時30分から「中庭に太陽を!」というワークショップが行われ、50人の子どもたちが絵画を通した交流を楽しみました。今回のワークショップは、この日に作成した作品を夏休み期間中、中庭に屋外展示しようという試みです。


[画像]楽しく交流(70.0KB)

 毎年、この時期に開催している姉妹都市・石川県能登町との子ども文化交流企画は3回目。一昨年は歌声活動や工作を、昨年は大きな連凧をつくって、青空高くあげるなど子ども同士の交流を続けてきました。今回は、現代画家・箕浦建太郎さんと一緒に絵を描こうと参加者を公募したところ流山からは小学生20人が参加しました。能登町からは30人の小学生が参加、生涯学習センターのロビーにブルーシートを貼って50人で思い思いの絵を描きました。


[画像]思い思いの絵を描きます(71.5KB)

 前日に佐倉市の国立歴史民俗博物館を見学した能登町の子どもたちは、県立手賀の丘少年自然の家に宿泊し、今朝、流山市生涯学習センターへ到着しました。後田教育長の歓迎を受けた子どもたちは、「きょうは、絵を通して流山の子どもたちと友達になりたい」と元気にあいさつ。色紙で手づくりした名刺を流山の子に渡して握手を交わすなど交流を深めていました。


[画像]思い思いの絵を描きます(67.7KB)

 ワークショップを指導した現代画家の箕浦建太郎さんは、1978年浜松生まれ浅草育ち。常に絵を描き続け、個展、グループ展や本、レコード、洋服、インターネットなどで作品を発表。著書には「未完成大陸」や「Decapitron3」、写真家の川島小鳥さんとの共著作品集「明星」、「トリコ」などがあります。箕浦さんは、特にテーマなどを決めず、子どもたちに自由に絵を描かせ、「あまり悩まないで、失敗したと思ったら、こうやって白く塗れば、また最初から描けるでしょう」とやさしく話しかけていました。


[画像]仲良く交流(26.6KB)

 ワークショップは、センタースタッフが前日までに板を丸く切って、白く塗ったものに子どもたちが絵を描き、その絵を、姉妹都市交流のシンボルのひとつとして中庭に飾り、8月末日まで、来館者らに見ていただこうというものです。描かれた絵が雨に流されないようスタッフがラッカーを塗って、予め中庭の樹木周辺に取り付けた円錐型の柱に釘で打ち付けていきました。


[画像]子どもたちが描いた絵(62.1KB)

 恐竜や花火、果物、虹、花などの絵が飾られると樹木はさながら「絵の塔」。流山市生涯学習センターのロビーからも見られますので、お立ち寄りの際には、ぜひ、子どもたちの力作をご覧ください。流山と能登のそれぞれから別々に参加したお子さんが、実はおじいさまがご兄弟で、参加した本人同士は全く知らずに参加して、「初めまして」とあいさつする一幕もありました。流山には能登町出身の方々も少なくありません。こうした奇遇な出会いも姉妹都市交流の醍醐味のひとつです。


[画像]中庭に出て作業(75.1KB)

 能登町との縁の始まりは、昭和初期の頃。旧内浦町(平成17年、能都町・柳田村と合併し能登町に)の皆さんが、酒づくりを伝える杜氏で活躍されるなど、人的交流がその底流となっています。友好都市として交流を始めた旧内浦町は、昭和62年の第10回流山市民まつりから物産展に参加していただき、流山からは小学生が能登体験ツアーで訪問。合併後の平成17年7月に災害時の応援協定を結び、平成23年の震災直後には、約10トンの「能登海洋深層水」を寄贈していただくなど、さまざまな面で交流を深めてきました。


[画像]完成して記念撮影(71.8KB)

 今回のような子どもたちの交流が末長く続くよう流山市生涯学習センターではこれからも夏休みのワークショップを企画していきます。また、同センターでは、8月2日からの「色々なモノや場所で音をつくろう!音づくりのワークショップ」や8月11日の「漫才コンビおしどりによるパントマイムと針金アートワークショップ」、8月14日の「はじめてのしかけ絵本づくり体験」などさまざまなワークショップを開催します。参加をご希望される方は、流山市生涯学習センター04−7150−7474へお問い合わせください。



お問い合わせ先

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ



[0] 流山市|都心から一番近い森のまち [1] 戻る

流山市役所