大人のためのおはなし会
更新日 平成27年2月25日

[画像]大人のためのおはなし会(30.4KB)

   平成27年2月17日(火)、木の図書館主催の「冬」をテーマに大人の方に向けたおはなし会「大人のためのおはなし会」が開催されました。お客さまから「大人が楽しめるおはなし会があると嬉しい」というお声があり、東部公民館の和室を会場に開催となったものです。


[画像]おはなし会で紹介された絵本(33.3KB)

   子ども向けのおはなし会同様、手遊びから始まりました。参加した17人の皆さんは『はじまるよ、はじまるよ』と歌いながら手を叩き、ちょっと照れながらおはなし会が始まるのを待ちます。この日、開催時間には雪が降り出し、最初の絵本『おかしなゆきふしぎなこおり』は、今日この季節にぴったりの写真絵本でした。


[画像]『富士山うたごよみ』を紹介(26.5KB)

   当日は、雪が降りましたが暦の上では春。U.G.サトーさんの絵があって、俵万智さんが二十四節気にあわせて短歌と文をつけた『富士山うたごよみ』が紹介されました。24枚のうちの4枚、春「立春」夏「小暑」秋「霜降」冬「大寒」について読み、モダンな絵とおしゃれな歌から、穏やかな季節感を感じることができました。おひな祭りも近いですが「雨水」(立春から数えて15日目のころ)にお雛さまを飾ると良縁に恵まれるという言い伝えがあるそうです。


[画像]『しょうてんがいはふしぎどおり』を紹介(29.9KB)

   次はなつかしい絵本、新美南吉さんの作品で最初に教科書に載った『手ぶくろを買いに』です。きつねの子と怖い存在の人間とのやりとりに、ドキドキしながら引き込まれる、心温まるおはなしです。今もなお名作中の名作であり、童話に対する考え方が丁寧に描かれていて、現代に読み継がれています。昨年出版された『しょうてんがいはふしぎどおり』の舞台となっている商店街は、今は少なくなりましたが、昔はこんな商店街もあったというようななつかしい絵本です。


[画像]絵から言葉を解いていく「判じ絵」(30.1KB)

   絵本は一休みして、1780年代に流行った庶民の娯楽、絵から言葉を解いていく「判じ絵」の時間になりました。江戸時代を通じて庶民の知的娯楽だった謎解きで、言葉を絵に置き換え、その絵に対応する音で、いろいろな物を表現しています。判じ絵のなぞを解き明かすと、ぶり大根と、ねぎとわかめの味噌汁、小松菜と人参のおひたし、りんごのデザートの献立が完成しました。


[画像]大人のためのおはなし会(41.6KB)

   絵本の世界に戻って、後半のはじまりは、お馴染みの落語に個性的な絵をつけた落語絵本『みょうがやど』。会場のお客様は、展開を楽しみ、声を出して笑っていらっしゃいました。子どもから母親への手紙を、次々にさがしてまわる楽しさがあり、そこに家庭的な雰囲気が味わえる「きょうはなんのひ?」。本に出てくる10個の手作り箱も、実際に折り紙で作製したものを見せていただきました。
 


[画像]絵本『へいわってすてきだね』を紹介(23.9KB)

   白黒の写真絵本『ねむいねむいちいさなライオン』は、とても普段は見ることの出来ないような表情をしたライオンの可愛い絵本でした。最後は、何気ない日常がどれほど幸せで、大切なものであるのかを描いた『へいわってすてきだね』で締めくくりました。今回読んだ本は全て流山市立図書館で借りることができます。「絵本にまつわる紹介とおはなしに加え、江戸時代に流行った絵のなぞときなど、とても楽しくいい時間を過ごせました。」と参加者から感想がありました。



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