「Music Plus One Special Concert」が7月12日（土曜）、流山市生涯学習センターで開催され、約160人の音楽ファンが演奏や歌を楽しみました。第4回流山ジャズフェスティバルの一環として、マリンバを中心に尺八なども加え、「陽気なコンサートを」と企画されたものです。音楽の新たな価値を音楽家はじめ会場で出会う方々と共に創り上げて行こうと、ことし1月にNPO法人化され、4月に設立コンサートをしたばかりの皆さんです。

   マリンバとパーカッションの針生公博さんは、洗足学園音楽大学打楽器科卒。WMC国際音楽コンクール世界3位受賞。パーカッションユニット「Two Tone」主宰。各地演奏活動で活躍されています。NPO法人Music Plus Oneの代表でもある針生さんは、この日、軽妙なトークで司会進行もされました。マリンバではジャズバージョンの1989年版「ルパン三世」のテーマなどを演奏されました。

   ピアノの石川容子さんは、上野学園大学音楽学部ピアノ科卒。器楽、声楽の伴奏者として豊富な経験を持ち、共演者からは間のとりやすさ、柔軟なリズムアプローチ、移調のスキルなどで絶大な信頼を得ています。クラシックを得意としながらもブギースタイルのピアノプレイにも定評があり、ミュージカル俳優の伴奏にも多数参加しています。

   フルートの長堀美佳さんは、武蔵野音楽大学卒業。在学中、選抜されピッコロ奏者として武蔵野音楽大学ウインドアンサンブルに所属し全国公演を行いました。スイス・レンクにてサマーアカデミーを修了。湯川和雄、高久進、ディーター・フルーリーに師事。演奏活動の傍ら後進の指導も行い、我孫子管楽研究会講師。「世界で一番フルート人口が多いのは日本です」等と楽しいお話も交えて「イパネマの娘」をボサノバ調で演奏するなど明るいステージを披露されました。

   尺八の白鳥良章さんは、明治大学商学部商学科卒。NHK邦楽技能者育成会50期修了。琴古流尺八を佐野鈴霏氏に師事。民謡尺八を小湊昭尚氏に師事。作曲を川崎絵都夫氏に師事。尺八四重奏団破竹、寿BANDなどのメンバーとして日本各地で演奏活動を行っています。この日は、着物姿に愉快なトーク、まるで高座にあがった噺家のような雰囲気で会場を盛り上げ、「たなばたさま」をジャズアレンジの尺八で聴かせるなど実験的な演奏も披露されました。

   ヴォーカルの藤沢祐里さんは、スタッフ・アップ事務所に所属。歌ったり踊ったり、幼少期よりクラシックバレエに親しみ、東宝ミュージカルアカデミー第一期生。同校卒業公演「レ・ミゼラブル」にてエポニーヌ役を演じました。東宝ミュージカルアカデミー卒業後、同校アドバンスコースに進級。2009年10月『赤毛のアン』（新宿文化センター他）全国アンサンブルでプロデビュー。甘い歌声で「アメージングレース」などを熱唱し客席を魅了しました。

   アンコールの拍手に、「流」の文字を染め抜いた流山ジャズフェスティバルのスタッフシャツを着て再登場したミュージシャンの皆さん。「風になりたい」では、ステージと客席がひとつになって手拍子に盛り上げられながら魅惑の歌声と演奏を披露。普段はクラシックを中心に音楽活動を続けているNPO法人Music Plus Oneですが、ジャンルを超えて音楽の楽しさを伝えたステージでした。

  第4回流山ジャズフェスティバル、これから流山市生涯学習センターで開催されるのは7月22日（火曜）14時からが「鈴木史子＆ザ・ドランカーズ」、8月3日（日曜）14時から「真鍋知子with BLU-SWING」と続きます。第14回宮日音楽コンクール管楽器部門最優秀賞及び最高位のグランプリなどに輝くフルート奏者の真鍋知子さんと、メジャーデビューアルバムがクラブチャート1位、Jポップチャート3位というブルースウィングが初登場です。若さはじける実力派の初顔合わせにご期待ください。お問い合わせは、流山市生涯学習センター04−7150−7474へ。

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ