ページ番号1033129 更新日 令和3年12月23日
令和3年12月19日(日曜日)、流山市内の赤城神社で、太平洋戦争中、サイパンの戦いなどに従事していた元アメリカ兵が戦地から持ち帰った日章旗が、OBON(おぼん)ソサイエティ(非営利団体/オレゴン州公認非営利組織、代表:レックス・ジーク、敬子・ジーク)を通じて、赤城神社に返還されました。
この日章旗は、元アメリカ兵からアメリカフロリダ州在住のアメリカ人であるノーマ・グレゴリーさんの兄に譲り受けられ、その兄を通じてグレゴリーさんが所有していました。グレゴリーさんは、OBONソサイエティの活動を知ったのを機に返還を当団体に依頼し、今回の返還に至りました。
返還に当たっては、日章旗に書かれている「郷社赤城神社 社掌 佐久間亀蔵」を頼りに、当団体が返還先を探したそうです。赤城神社は関東を中心に約300社あるといわれていますが、「社掌 佐久間亀蔵」という人物が、流山市の赤城神社の社掌(現在の宮司)だったということが分かり、流山市の赤城神社への返還が決まりました。なお、佐久間亀蔵氏は、流山町6代目町長であり、町長辞職後に社掌を務めていました。
[画像]赤城神社筆頭責任総代の山崎さん(61.5KB)返還にあたり、グレゴリーさんからは「長い年月が経過してしまい誠に申し訳なく思いますが、旗の返還が友好と平和への一助となりますよう心よりお祈り申し上げます」とメッセージをいただきました。旗を受け取った赤城神社筆頭責任総代の山崎政治さんは「私も小さいころ、戦争に徴兵される方へ日章旗に寄せ書きしたのを思い出しました。この日章旗には寄せ書きがないので、おそらくこの地区とは離れたこところに住んでいる方が徴兵された際に赤城神社を参拝し、そのときに当時の宮司である佐久間亀蔵さんがお渡ししたのではないでしょうか。戦後76年が過ぎた今、日章旗返還を通して、国境や世代の壁を越えて平和を考え、友好への絆が結べるきっかけになればと思います」とお話されました。
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